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2027年F1ドライバー市場:フェルスタッペン、アロンソは残留か/キャデラック代表交代の影響/ルーキー登場の可能性

2026年8月19日

 例年、F1サマーブレイク終了直後には、翌年以降のドライバーについての発表が相次ぐ。ファクトリーが厳格なシャットダウン期間に入ると、ファクトリーやレースチームのスタッフは、仕事用の携帯電話やコンピューターを使用することを禁じられる。一方で、チーム代表やドライバーのマネージャーたちは、それぞれのチームやドライバーにとって最善の解決策を見つけるために、フル稼働で動き続ける。

■フェルスタッペンは残留の可能性大

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1第10戦ベルギーGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 当然ながら、最大の注目を集めているのはマックス・フェルスタッペンとレッドブルだ。両者は来季の契約継続について、まだ正式には確認していない。

 しかし、メルセデス、マクラーレン、フェラーリはいずれも2027年にドライバーラインアップを変更しない方針を事実上明らかにしている。そのため、フェルスタッペンが少なくともあと1年残留すると発表することは、もはや形式的な手続きに近い。フェルスタッペンのホームGPであるオランダGPの木曜メディアデーに、その発表が行われても誰も驚かないだろう。

■アストンマーティンの改善でアロンソはとどまるか

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第6戦モナコGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 より大きな動きが予想されるのは中団チームだ。ここではフェルナンド・アロンソとカルロス・サインツがカギを握っており、他のドライバーたちは、2人が動くのか、それともそれぞれのチームにとどまるのかを見極めてから、自分たちの決断を下そうとしている。

 アストンマーティンのアロンソは、ハンガリーGPで再設計されたAMR26を走らせるまでは、アルピーヌへの復帰を真剣に検討していた。しかし、エイドリアン・ニューウェイがレギュレーションを新たな形で解釈を行うことで、マシンが大きく進歩したため、アロンソがランス・ストロールとともにもう1シーズン、アストンマーティンに残留する可能性が高くなっている。

 シャシーには今後さらに開発が行われ、加えてホンダは今週末のザントフォールトで改良型パワーユニットを投入する予定であり、それもアロンソが残留に傾く理由となっている。

■サインツが直面する岐路

カルロス・サインツ(ウイリアムズ)
2026年F1第9戦イギリスGP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)

 アロンソが動かないとなれば、カルロス・サインツはF1での自身のキャリアを左右しかねない決断を迫られることになる。ウイリアムズにもう1シーズン残留し、その後2028年にアウディへ移籍するのか。それとも、ジェームズ・ボウルズ代表のリーダーシップに対する信頼を失ったことを理由に、ウイリアムズを離れ、フランコ・コラピントに代わってアルピーヌに移るのか。

 ウイリアムズにとって理想的な解決策は、アレクサンダー・アルボンのチームメイトとしてサインツを残留させることだ。しかし、サインツが移籍する場合、チームはアルピーヌへレンタル移籍中のコラピントを呼び戻すことができる。

 一方、キャデラックのセルジオ・ペレスも、ウイリアムズ代表ボウルズのもとに売り込みをかけている。ペレスには、豊富な経験に加え、重要なスポンサー、そしてグランプリレースに復帰して以来見せている好調なパフォーマンスという強みがある。

■キャデラック代表交代がボッタスのシートに影響する可能性

バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレス(キャデラック)
2026年F1中国GP バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレス(キャデラック)

 今季F1にデビューしたキャデラックも、ドライバー市場で積極的に動いている。ペレスが去る可能性があるだけでなく、バルテリ・ボッタスもチームを離れる可能性がある。新たにチーム代表に就任したマルチン・ブドコウスキーが、ボッタスはドライバーとしての全盛期をすでに過ぎたと判断すれば、外されることがあり得るのだ。

 2027年までの確固たる契約を持っているボッタスだが、新代表が満足するパフォーマンスを見せられなければ、報酬だけ支払われて自宅待機となる恐れもある。

 ボッタスは前代表グレアム・ロードンが個人的に選んだドライバーであるため、ロードンが解任されたことがボッタスの契約に影響するかもしれない。キャデラックは来季、2人とも新しいドライバーにすることまで検討している可能性がある。

■レーシングブルズとハースはルーキー起用を検討

ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)
2026年FIA F2第6戦シュピールベルク フィーチャーレースを制したニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)

 アロンソとサインツの動きを待つ必要がなく、自分たちで決断を下せそうなのは、レーシングブルズとハースの2チームだ。

 レーシングブルズは、リアム・ローソンをもう1年残留させるか、FIA F2でタイトル争いを繰り広げているニコラ・ツォロフを昇格させるかを選択しなければならない。

 一方のハースでは、エステバン・オコンがチームを離れる可能性が高いとみられている。その場合、オリバー・ベアマンの2027年のチームメイトには、マクラーレンのリザーブドライバーを務めるレオナルド・フォルナローリか、フェラーリの育成ドライバーで今年FIA F2に参戦するラファエル・カマラのどちらかが就くことになりそうだ。

 ドライバー市場において、まだ決着をつけなければならないことが数多く残されているが、近いうちに何らかの発表があるのかどうか、注目していよう。



(GrandPrix.com)


レース

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9位リアム・ローソン49
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※オランダGP終了時点
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2位スクーデリア・フェラーリHP338
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4位オラクル・レッドブル・レーシング186
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム66
6位BWTアルピーヌF1チーム63
7位TGRハースF1チーム21
8位アウディ・レボリュートF1チーム16
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム3

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