苦戦覚悟でハンガリーに臨んだウイリアムズ。接触のサインツは「レースを通して青旗の情報伝達に問題があった」
2026年7月28日
2026年F1第11戦ハンガリーGPの決勝レースが行われ、アトラシアン・ウイリアムズF1チームはカルロス・サインツが17位、アレクサンダー・アルボンが18位でレースを終えた。
18番グリッドのサインツと19番グリッドのアルボンはともに好スタートを決め、スタートで出遅れたジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)をかわしてオープニングラップでひとつずつ順位を上げた。前方のライバルたちがピットへ向かうなか、サインツとアルボンは15番手と16番手まで順位を上げる。19周目、サインツは前を走るオリバー・ベアマン(TGRハースF1チーム)に対してアンダーカットを狙うためピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤへ交換した。一方、ミディアムタイヤで走行を続けたアルボンは第1スティントをサインツよりも長く走り、後続3台を抑え込むことでサインツとの差を縮める役割を担った。
その後アルボンは27周目にハードタイヤへ交換。セカンドスティントではサインツが18番手、アルボンが20番手で走行を続けた。やがて先頭集団に周回遅れにされる車両が出始めるなか、ウイリアムズ勢はブルーフラッグの情報伝達システムに問題が発生。その影響もあり、39周目にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)と争っていたサインツは、死角に入っていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)と接触。この件で5秒のタイムペナルティを科された。サインツは44周目に2度目のピットストップを行い、ペナルティを消化してソフトタイヤへ交換。チームメイトの直後となる19番手でコースへ復帰した。
56周目にはピアストリがパワーユニットトラブルとみられる症状でマシンを止めたことでVSC(バーチャル・セーフティカー)が導入された。両ドライバーはこの機会を利用して同時にピットストップを行ってソフトタイヤへ交換した。レース終盤はベアマンを追い詰め、最後の10周はテール・トゥ・ノーズの攻防を展開したものの順位を奪うには至らず。しかし、ベアマンにはブルーフラッグ無視による5秒ペナルティが科されており、3台が接近したままチェッカーを受けた結果、ウイリアムズ勢は順位をひとつずつ上げ、サインツ17位、アルボン18位でレースを終えた。
ジェームス・ボウルズ代表は、「このサーキットではチームの弱点が露呈することはわかっていた。バクー以降に向けた開発を優先しているため、今回はライバル勢に後れを取ることも想定内だったが、それでも苦しい1日だった」、「バランスに苦しみ、十分な速さを発揮できないマシンを見るのは非常に歯がゆい」と振り返った。
その一方で、「アレックスとカルロスはシーズン序盤の苦境から今日まで素晴らしい仕事を続けてくれた」と両ドライバーを称賛。サインツについては「ピアストリ接近時の警告が十分ではなく、チームとして改善すべき点だった」と認めたほか、アルボンについても「ここ数戦からさらに前進し、堅実な週末を過ごした」と評価した。
また、「ピットストップでは今季最速タイムを記録するなど進歩も見られた。コミュニケーションや空力、戦略などあらゆる面で改善を進めている。あとはマシンのパフォーマンスがそれに追いつく必要がある」と、夏休み明けの巻き返しへ向けた課題を挙げた。
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)
決勝=17位(68周/70周)
19番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

「僕たちにとって本当に厳しい週末だった。レースでも苦しい戦いになったし、このコースが僕たちに合わず、弱点が露呈することはわかっていた。週末を通してマシンのバランスに苦しみ、今日は風の影響も非常に大きかった。アンダーステアに加えて一貫性もなく、風向きや突風が変わるたびにリズムをつかむのが難しかった」
「改善すべき点はわかっているし、ファクトリーではこれまで見たことがないほどチーム一丸となって問題解決に取り組んでいる。正しい方向へ進んでいると信じているが、そもそも今の状況にいること自体が残念だ」
「夏休みにしっかりリフレッシュし、チーム全員がより強くなって戻ってこられることを願っている」
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)
決勝=18位(68周/70周)
18番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト

「今日は良いレースができていた。昨日は僕たちよりコンマ5秒速かったハース勢と戦えていたしね。ただ、レースを通してブルーフラッグに関する情報伝達に問題があり、フェルナンドとバトルしている最中に、死角から現れたオスカーと接触してしまった。あのペナルティと、その後VSC中のダブルストップによって終盤にいくつか順位を落としてしまったが、それを差し引いても今日はこれ以上望めるものはなかったと思う」
「シーズン前半を振り返ると、チームが苦戦するなかでも毎週末マシンから安定して速さを引き出せていることには満足している。一方で、シーズン後半に向けて取り組まなければならない課題は数多くある」
「最も重要なのは、今のようにチーム一丸となって努力を続けることだ。夏休みにリセットし、さらに強くなって戻ってきたい」
(Text : autosport web)
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| 7/24(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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| 予選 | 結果 / レポート | |
| 7/26(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 219 |
| 2位 | ルイス・ハミルトン | 169 |
| 3位 | ジョージ・ラッセル | 160 |
| 4位 | シャルル・ルクレール | 138 |
| 5位 | ランド・ノリス | 128 |
| 6位 | マックス・フェルスタッペン | 109 |
| 7位 | オスカー・ピアストリ | 92 |
| 8位 | アイザック・ハジャー | 68 |
| 9位 | リアム・ローソン | 43 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 379 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 307 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 220 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 177 |
| 5位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 66 |
| 6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 61 |
| 7位 | TGRハースF1チーム | 21 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 12 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 11 |
| 10位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 1 |



