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“武器”を活かせなかったルクレール「新世代F1マシンに合わせて、変更を加えた」ことが復調に繋がる/F1第10戦木曜会見
2026年7月17日
ベルギー国籍も持つマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとっては、2026年F1第10戦ベルギーGPはもうひとつの母国グランプリと言える。しかし会見では、レッドブル離脱、あるいは早期引退の噂についての質問が相次ぎ、苛立ちを隠さなかった。
Q: このところ、あなたの将来について再び様々な憶測が飛び交っています。何か新しい情報はありますか?
フェルスタッペン:「ないよ」
Q: そうした憶測についてはどう受け止めていますか?
フェルスタッペン:「何とも思ってない」
Q: 今後について、何か結論を出す時期は考えていますか?
フェルスタッペン:「いや。僕から言うことは何もない」
Q: ということは、2026年もレッドブルで戦うという意思は変わらない?
フェルスタッペン:「だから、言うことは何もないってことだ」

かなり素っ気ない対応だが、記者たちも簡単には引き下がらない。
Q:実際のところ、来年もレッドブルで走るのでしょうか?
フェルスタッペン:「ここで『イエス』とか『ノー』とか、自分の将来についてあれこれ話すつもりはない。以前から何度も言っているけれど、新しいことがあれば、自分から話すよ。それだけだ」
Q:来年以降も、レッドブルがあなたを本来いるべきトップ争いに導く力を持っていると、どれほど確信していますか? 一方で、最近ではマイケル・マニングをはじめ、エンジニアが次々とチームを離れています。それについて不安は?
フェルスタッペン:「今はまず現在のマシンが抱えている問題を解決しようとしているところだ。そのことについては、チーム内でも率直に話し合っている。もちろん、レースの直後には落ち込んだり腹が立ったりすることもある。年によって競争力に差はあるしね。でも僕自身の取り組み方も、チームとしての仕事の進め方も何も変わらない。(エンジニアの移籍については)人は来ることもあれば去ることもある。それもプロセスの一部だよ。もちろん、残ってほしいと思う人もいる。でも、それが人生だし、スポーツというものだ。だから前に進み、新しい才能を見つけるしかない」
少し重苦しい雰囲気のなか、質問がアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に関するものになると、フェルスタッペンの表情も和らいだ。
Q:マックス、あなたはアントネッリといい関係を築いているようですね。彼を最初に意識したのはいつ頃ですか? 当時どんな才能を感じましたか?
フェルスタッペン:「彼がまだカートに乗っていた頃から、すでに突出した才能の持ち主だということはわかっていた。なかでもシフト付きカートの走りに注目したね。僕はずっと、フォーミュラカーに乗る前にシフト付きカートを何レースか経験したほうがいいと思っている。ギヤの使い方やレースの組み立て方、スタートの技術など、多くのことを学べるからね。そしてキミはそのシフト付きカートの初レースから、いきなりカート界のトップドライバーたちを相手に結果を残した。あの年齢で、すでに生まれ持った才能が見えていたし、その才能はフォーミュラカーに乗ってからも変わらなかった。今の彼は本当に素晴らしい仕事をしているよ」

そのアントネッリと、前戦イギリスGPで久々の勝利を遂げたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、会見第2部に出席した。
Q: キミ、シルバーストンでは非常に速さがありましたが、決勝は悔しい結果になりました。それでも得られた収穫は?
アントネッリ:「週末全体としては、本当に力強い内容だった。それが一番の収穫だと思う。すべてのセッションで上位争いができていたし、それによって自分たちのペースがしっかりあることが確認できた。僕自身としては、できるだけ速く走り、いいパフォーマンスを続けることだけを考えているよ」
アントネッリは、テニスの王者ロジャー・フェデラーから、貴重なアドバイスをもらったという。
Q:ウィンブルドンのロイヤルボックスで、ロジャー・フェデラーが話しかけてきましたね。何かアドバイスはもらいましたか? また、フェデラーから学べることがあるとしたら何でしょうか?
アントネッリ:「本当に素晴らしい経験だったし、ロジャーと直接話ができたのも最高だった。偉大なアスリートであるだけでなく、本当に素晴らしい人柄なんだ。とても謙虚で、すごくオープンな人だった。彼はプレッシャーについて、『1戦1戦に集中すること』、『自分でコントロールできることだけに集中すること』、そして『特にミスに繋がるような感情をしっかりコントロールすること』が大事だと話してくれた」

ルクレールには、イギリスGPで復調を遂げた理由についての質問が飛んだ。
Q:シルバーストン前は、具体的に何に苦しんでいたのでしょうか? それはフェラーリ特有の問題だったのか、それとも現行世代のF1マシン全体に共通する問題なのでしょうか?
ルクレール:「フェラーリ固有の問題というより、今季のF1全体の特徴だと思う。僕はもともと、かなりアグレッシブなドライビングスタイルなんだ。それはこれまでのキャリアでは武器だった。でも今のマシンでは、あまり攻めすぎると一気に限界を超えてしまい、大きくパフォーマンスを失うことがある。それからパワーユニットの使い方も難しい。アクセル操作が滑らかでなかったり、一貫性がなかったりすると、次のコーナーへの進入速度まで変わってしまう。そうなるとブレーキングポイントも毎回変わってしまい、そのたびに基準を修正しなければならない。それが本当に難しいんだ。だからシルバーストンでは、この世代のマシンに合わせ、自分のドライビングに合うようにいくつか変更を加えた。その効果はかなり大きかったよ。そのやり方がシルバーストン以外でも有効なのか、いろいろなコースで証明したいね」
Q:マシンへの理解が深まった決定的な転機は何でしたか?
ルクレール:「ひとつの瞬間にすべてを理解した、というような単純な話ではない。データを見ながら、『なぜ新世代のマシンで自分が快適に走れないのか』を少しずつ分析していった結果なんだ。ただ、シルバーストンの金曜日の夜に、ひとつ細かな点に気づいた瞬間はあった。『ここを自分好みに変えられたら、フィーリングはかなりよくなるはずだ』という部分を見つけられた。そして翌日の予選前、実際にその変更を加えたら、本当にすごくよくなった。それは大きな収穫だった。それ以上詳しいことは話せないけど、本当にとても細かな部分の話だ。その変更が結果につながったのは本当によかった」
わずかなきっかけが、大きな飛躍につながった。ルクレールに限らず、他の多くのドライバーも今季のマシンパッケージをより深く理解すべく、格闘し続けているのだろう。

(Text : Kunio Shibata)
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| 7/24(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 7/25(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 7/26(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 219 |
| 2位 | ルイス・ハミルトン | 169 |
| 3位 | ジョージ・ラッセル | 160 |
| 4位 | シャルル・ルクレール | 138 |
| 5位 | ランド・ノリス | 128 |
| 6位 | マックス・フェルスタッペン | 109 |
| 7位 | オスカー・ピアストリ | 92 |
| 8位 | アイザック・ハジャー | 68 |
| 9位 | リアム・ローソン | 43 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 379 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 307 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 220 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 177 |
| 5位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 66 |
| 6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 61 |
| 7位 | TGRハースF1チーム | 21 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 12 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 11 |
| 10位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 1 |


