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ホンダ折原GM、特殊なコース特性を持つスパでは「デプロイメント戦略がより重要」アップデートも見据えてデータ収集を重視

2026年7月15日

 2026年F1第10戦ベルギーGPに向けて、ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは、パワーユニット(PU)のパフォーマンスや信頼性に加えて、アップデートを見据えてデータを収集することも重要になるとコメントした。


 今シーズンの前半戦も、残すところあと2戦となった。ホンダのパワーユニット(PU)を使用するアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームは、現在車体とPUのアップデートを待っている状況であり、ランス・ストロール、フェルナンド・アロンソともに隊列の後方での争いに耐えている状況だ。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第9戦イギリスGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 そんななか迎えるベルギーGPの舞台は、スパ・フランコルシャンだ。長いストレートとコーナーのあるセクションの組み合わせが特徴で、そのサーキット特性により、PUマニュファクチャラーにとって「重要な評価の場」になると折原GMは語った。


「スパは2026年シーズン最長のサーキットであり、複雑なコーナーセクションを持つテクニカルなコースとして、ドライバーやファンから人気のサーキットのひとつです。ロングストレートと高速コーナーが組み合わさっており、ドライバーのアクセル操作の予測や、1周を通じたエネルギーマネジメントの最適化という観点で、エンジニアにとっても非常にチャレンジングなサーキットです」


「サーキットの長さに対して回生可能な電気エネルギーの量が非常に限られるため、エネルギーマネジメントに関してPUマニュファクチャラーにとって重要な評価の場となります。そのため、ロングストレートでのMGU-Kの出力を含めたデプロイメント戦略がより重要となります。またPUへの負荷も大きく、パフォーマンスだけでなく信頼性も求められます」

ランス・ストロール(アストンマーティン)
2026年F1第9戦イギリスGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 ホンダは、シーズン後半戦の最初のレースである第12戦オランダGPでPUのアップデートを予定している。そのため、それ以降のレースに向けてもスパでデータを集めることが重要だと折原GMは述べた。


「オランダGPでの新エンジン投入まで残り2レースとなるなか、現行スペックで得られるデータや経験を最大限蓄積することも重要です。ここで得られた知見は、今後新PUを使用するサーキットのなかでも、モンツァのようなロングストレートを持つコースで活かしていきます」


「さらに不確定要素となるのが、変わりやすい天候です。シルバーストンではドライコンディションが続きましたが、今回初めて本格的なウェットコンディションでのセッションになる可能性があります。天候に関しては何が起こってもおかしくないと考えています」


 なおアストンマーティンは、ベルギーGPのフリー走行1回目にサードドライバーのジャック・クロフォードを起用することを発表しており、クロフォードはアロンソのマシンを走らせることになっている。ベルギーGPは7月17日(金)〜19日(日)の3日間にわたって開催される予定だ。

ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア
2026年F1第9戦イギリスGP ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア


(Text : autosport web)


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