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レッドブル育成ツォロフのF1昇格をめぐる憶測に対し、ローソンは「あまり考えていない」と言及。代表も報道を否定

2026年7月14日

 レッドブル・ジュニア・チームの一員であるブルガリア人ドライバーのニコラ・ツォロフは、F1昇格に向けて立場を強めており、一部の人々はツォロフの昇格がビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームにおけるリアム・ローソンのシートを将来的に脅かす可能性があると考えている。しかしローソンは、自身のF1における将来をめぐる憶測が高まっているものの、それによって眠れない夜を過ごすようなことはないと主張した。


 現時点ではローソンがシートを失う兆候はなく、レーシングブルズもツォロフがF1のシートを保証されているとする報道を公に否定した。しかしツォロフがFIA F2で圧倒的な強さを見せていることや、レッドブルがドライバーの入れ替えを躊躇しないチームであることを踏まえ、2027年に向けた噂がすでに飛び交い始めている。

 ツォロフが非常に目立った走りをしたことで、彼の評価は急上昇した。F2の選手権トップに立つツォロフは、第7戦シルバーストンにおいて、2024年のバーレーンでのゼイン・マローニ以来となる両レース(スプリントレースとフィーチャーレース)での優勝を達成。また第6戦シュピールベルクのフィーチャーレースでの勝利と合わせて、ツォロフは選手権の名称がGP2からFIA F2へと名称が変更されて以来、初めて3連勝を飾った。こうした躍進により、必然的にツォロフは2027年のF1に向けて名前が上がるようになった。

ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)
2026年FIA F2第7戦シルバーストン ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)

■代表はローソンをめぐる憶測を否定も、ツォロフへの関心を認める

 こうした憶測があるものの、ローソンはレッドブルの将来の計画がどうなるのかを心配するのではなく、このシーズンを最大限に活かすことに集中し続けると主張している。


「正直なところ、そのことについてはあまり考えていない」とローソンはメディアに語った。


「もちろん、サマーブレイクというのは通常、そうしたことをじっくり検討する時期だ。でもそれまでにまだいくつかレースがある」


「だから現時点ではこれまでやってきたことを続けることに集中している。最近はうまくいっているし、もういくつかいいレースをしてサマーブレイクに入れるといいね」


「F1に参戦してまだそれほど長くはないが、物事がどのように騒ぎ立てられるかを目にするには十分な時間を過ごしてきた。だからそのことは考えていない」

リアム・ローソン(レーシングブルズ)
2026年F1第9戦イギリスGPスプリント リアム・ローソン&アラン・パーメイン代表(レーシングブルズ)

 ローソンの落ち着いた反応は、ドライバー交代の憶測が絶えないレッドブル内の現実を反映しているが、レーシングブルズのチーム代表を務めるアラン・パーメインは、ローソンのシートがすでに危ぶまれているという報道を即座に否定した。


「それらはただの噂だ。正直に言って、我々はその件についてまったく話し合っていない」


 しかしパーメインは、これらの主張をきっぱりと否定した一方で、ツォロフのF2での目覚ましい活躍が注目されていることを認めた。選手権を通じてツォロフが急成長したことを考えると、それは驚くようなことではない。とはいえ、ツォロフのF1における将来について公式な計画は発表されておらず、現時点では将来のドライバー交代の可能性は単なる憶測に過ぎない。

ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング)
2026年FIA F2第7戦シルバーストン フィーチャーレース ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング)

■「今のこの立場は素晴らしいもの」夢を生き続けるローソン

 憶測が飛び交うなか、ローソンは、全日本日本スーパーフォーミュラ選手権への参戦を含め、モータースポーツの階段を上り続け、ついにF1にたどり着いたことについて思いを巡らせた。23歳のローソンは、F1の現実がかつて子供の頃に抱いていた夢とは異なっていたことを認めたが、それは悪い意味での違いではなかったという。


「もちろん僕達にとって、子供の頃からずっと憧れ、意識し、夢見てきたことだ。人生のどんなことでもそうだが、何かを土台の上に置いて、それを楽しみにして、どんなものだろうかと想像を膨らませるものだ。でも、想像通りだったということはめったにない。だから多くの面で、それに伴う様々な出来事があった」


「僕が子供の頃に見ていたのと比べれば、このスポーツも大きく変わったと思う。でもそれと同時に、今のこの立場は素晴らしいものだし、本当に小さい頃からの夢だった。だから振り返ってみて、かつての自分に今の状況を伝えたらどう思うだろうかと考える。きっとワクワクすると思うよ」


「毎週末やっていることに没頭してしまいしがちだ。常に次のことばかりに集中している。いい結果を出しても、すぐに次のことに集中している。だから、今の状況がいかに素晴らしいことかを自分に言い聞かせることが大切だ。自分がここにいるのは本当に幸運なことだと理解している」


 ローソンにとって優先すべきことはシンプルだ。それはコース上で結果を出し続けることであり、そうすれば噂は収まるはずだ。

リアム・ローソン(レーシングブルズ)
2026年F1第9戦イギリスGP リアム・ローソン(レーシングブルズ)


(Text : autosport web)


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