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「スイッチが全部オフになった」アロンソ、スタート前に一時コース上で立ち往生【F1第9戦無線レビュー(1)】

2026年7月10日

 2026年F1第9戦イギリスGP。グリッド上では今シーズン最多となる5人のドライバーがホームレースを迎えた。スタートではここのところ安定したスタートを見せていたメルセデスをパスしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップに立った一方で、後方では接触が起きていた。イギリスGP前半を無線とともに振り返る。

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 フォーメーションラップ走行中のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に、いきなりトラブル発生。コース上に立ち往生してしまった。


クリス・クローニン:フェルナンド、聞こえるか?
アロンソ:スイッチが全部オフになってしまった。
クローニン:走れそうか?
アロンソ:ああ。
クローニン:ピットレーンに入るんだ。


 アロンソはピットスタートとなった。

 レースは1周目から、あちこちで混乱が起きていた。フランコ・コラピント(アルピーヌ)が19番グリッドから、一気に14番手にジャンプアップ。しかしチームメイトのピエール・ガスリーにコース外に押し出されてしまう。


コラピント:ピエールは何やっているんだ!

 ガスリーにしてみれば、エステバン・オコン(ハース)と3ワイドになり逃げ道がなかった。コラピントはその後、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)にも強引に抜かれていった。


スチュワート・バーロウ(→コラピント):落ち着け。大丈夫だ。どうしようもない。ヒュルケンベルグを抜くことに集中しろ。


 アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)はオリバー・ベアマン(ハース)車のリヤを引っ掛けてしまう。

アルボン:フロントウイングにダメージだ。
ジェームズ・アーウィン:ああ。ウイング右側だ。


ベアマン:タイヤは大丈夫?
ロナン・オヘア:ああ。四輪とも問題ない。


2周目
オスカー・ピアストリ:ダメージを受けたと思う。何か地面に引きずっている。
トム・スタラード:フロントウイングだ。すぐにボックスしろ。

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2026年F1第9戦イギリスGP スタート直後の接触でマシンにダメージを負ったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

 ピアストリは21番手まで後退した。


 一方、コラピントに追われていたヒュルケンベルグは単独スピンを喫し、19番手まで順位を落とした。


ヒュルケンベルグ:何が起きたんだ?
スティーブン・ぺトリック:必要なことがあれば、言ってくれ。


 シャルル・ルクレール(フェラーリ)はスタートでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)をかわし、首位を快走していた。

5周目
ブライアン・ボッツィ(→ルクレール):プランBで行くぞ。


 ボッツィのいう「プランB」とは、ミディアムタイヤ→ハードタイヤの1ストップ作戦ということか。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)もアントネッリを抜いて2番手に上がっていたが、ルクレールのペースが優っている。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2026年F1第9戦イギリスGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

6周目
ハミルトン:僕はどこでタイムを失っているの?
カルロ・サンティ:ターン7の出口だ。


 ハミルトンは、ルクレールのペースに追いつけないことに神経質になっているようだ。


 4番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)はペースが伸びず、上位3台にジリジリと引き離されていた。


9周目
ラッセル:ギヤボックスをチェックしてくれ。ダウンシフトがすごく変なんだ。
マーカス・ダドリー:了解。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2026年F1第9戦イギリスGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

ダドリー(→ラッセル):ギヤボックスは問題ない。


 ランス・ストロール(アストンマーティン)はこの週末も苦しいレースを戦っていた。ペースは絶望的に遅く、10周目の時点で19番手だった。


ストロール:もう離脱するべきだ。
スティーブン・グラス:いや、もう数周我慢すれば、状況はよくなるはずだ。

ランス・ストロール(アストンマーティン)
2026年F1第9戦イギリスGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 5番手周回中のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ギヤボックスの不具合に手こずっていた。


11周目
フェルスタッペン:この数周何も言わずに来たけど、ダウンシフトがクソだ。


 この周、ハミルトンはアントネッリにあっさり抜かれ、3番手に後退した。


ハミルトン:ディプロイがよくないね。
カルロ・サンティ:了解。ターン16の出口で、ショートシフトを避けてくれ。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)&アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第9戦イギリスGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)&アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

14周目
ピアストリ:左フロントが厳しい。グレイニングが出てる。


 ピアストリは緊急ピットインでハードタイヤに換えていたが、劣化が早いようだった。


 一方レーシングブルズは、リアム・ローソン8番手、アービッド・リンドブラッドは1秒後方の9番手。前戦オーストリアではリンドブラッドがチームの指示を無視してローソンを抜いたことが話題になった。


リンドブラッド:もうちょっとペースを上げろと言ってくれない?
ピエール・アムラン:わかった。伝える。

リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
2026年F1第9戦イギリスGP リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)

 20周目前後、スタートタイヤのミディアムがそろそろ厳しくなる頃だ。


23周目
サンティ:ボックス、ボックス
ハミルトン:タイヤ、まだ大丈夫だよ。全然大丈夫だ。
サンティ:ボックスだ。


ダドリー:ボックス、ボックス。ルイスをフォローするんだ。
ラッセル:ルイスのフォロー?
ダドリー:そうだ。ルイスがステイアウトしたら、ステイアウト。ピットインしたら、すぐにピットだ。ルイスは5秒ペナルティを消化する。


 23周目にハミルトンがピットイン。ラッセルもすぐに後を追った。


サンティ(→ハミルトン):アウトラップが非常に重要だ。


サンティ(→ハミルトン):今はP6だが、3位表彰台を争ってる。


 その後ハミルトンはラッセルと、激しい5番手争いを繰り広げた。


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F1第9戦イギリスGP無線レビュー(2)に続く



(Text : Kunio Shibata)


レース

7/24(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/25(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
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ドライバーズランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ219
2位ルイス・ハミルトン169
3位ジョージ・ラッセル160
4位シャルル・ルクレール138
5位ランド・ノリス128
6位マックス・フェルスタッペン109
7位オスカー・ピアストリ92
8位アイザック・ハジャー68
9位リアム・ローソン43
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム379
2位スクーデリア・フェラーリHP307
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム220
4位オラクル・レッドブル・レーシング177
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム66
6位BWTアルピーヌF1チーム61
7位TGRハースF1チーム21
8位アウディ・レボリュートF1チーム12
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム1

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
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第12戦オランダGP 8/23
第13戦イタリアGP 9/6
第14戦スペインGP 9/13
第15戦アゼルバイジャンGP 9/26
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