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ピレリ、イギリスGPは最も硬いC1〜C3タイヤの組み合わせを供給。シルバーストンでの厳しい挑戦を警告

2026年7月3日

 F1のオフィシャルタイヤサプライヤーであるピレリは、週末のイギリスGPが行われるシルバーストンは、タイヤにとって非常に大きなチャレンジとなることを強調した。


 イタリアのタイヤメーカーは、この英国のサーキットをバルセロナ・カタルーニャと並んで“もっとも過酷なコース”と位置付けている。

 例年通り、ピレリは慎重を期してもっともハード側のレンジであるC1/C2/C3の3コンパウンドを持ち込んだ。近年で唯一の例外は、新型コロナの影響で2週連続開催となった2020年で、2戦目ではよりソフトなレンジが選択されたことで、レース終盤に劇的な展開が生まれた。


 メルセデスの2台は左フロントタイヤがバーストし、ルイス・ハミルトンは残りわずかな距離と大きなリードに助けられて“3輪”で優勝した一方、バルテリ・ボッタスは最終ラップ開始直後に問題が発生し、順位を大きく落とした。


 ピレリは、シルバーストーンには18のコーナー(右10、左8)があり、その中には非常に大きな横Gが発生する高速コーナーが含まれると説明。とくにマゴッツ〜ベケッツ〜チャペルの高速連続コーナーでは、急速な方向転換がタイヤに大きな負荷を与える。


 今回C1〜C3が選ばれた理由は、サーキットの高い過酷度によるタイヤデグラデーションの大きさで、とくに一部セクションでは5Gを超える加速が発生し、鈴鹿サーキットやスパ・フランコルシャンに匹敵するレベルに達するという。


 フロントタイヤの負荷がもっとも高く、右コーナーが多いことから左フロントの摩耗がとくに進みやすい。ただ興味深い点として、ピレリはシルバーストーンの路面が“非アブレッシブ(摩耗が少ない)”で、粗さも低いと説明している。


 また、年間を通じて二輪・四輪の走行が多いため、路面はつねに高いグリップレベルを備えているという。


 レース戦略については、ピレリはC2とC3を使った1ストップ戦略を試みるチームが出ると予想している。ただし、過去の傾向としてC3は軽いグレイニングが出る可能性があり、C1とC2の方が一貫性は高いと指摘。


 さらに今週末はスプリント・フォーマットのため、ハード(C1)はFP1で使用される可能性が高いとも述べた。


 なお英国ではウェットタイヤが登場する可能性もある。過去2年連続で日曜に雨が降り、インターミディエイトが使用されたことから、ピレリは「英国の天候は非常に予測不能で、夏でも雨は珍しくない」と警告した。


 最後に、ピレリはレース週末後の火曜・水曜にシルバーストンへ残り、来季ドライタイヤの開発テストを実施することを明らかにした。テストにはメルセデスとウイリアムズが協力する。

ピレリ、イギリスGPは最も硬いC1〜C3タイヤの組み合わせを供給。シルバーストンでの厳しい挑戦を警告
ピレリ提供のイギリスGPプレビューデータ


(Grandprix.com)


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