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アストンマーティンのアロンソ、3周遅れの最下位にも平静「あと2戦は苦境が続く。アップデートまでは学習に集中する」

2026年6月29日

 2026年F1オーストリアGP決勝で、アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソは18位、ランス・ストロールはリタイアした。


 アロンソは21番グリッド、ストロールは22番グリッドからミディアムタイヤでスタート。アロンソは1周目に19番手に上がった後、順位を落としたが、キャデラック勢のリタイアの後、4周目に19番手に戻り、ストロールは最下位20番手を走行した。

 カルロス・サインツ(ウイリアムズ)のリタイアにより、アストンマーティンのふたりはひとつずつ順位を上げ、バーチャルセーフティカー時の24周目にダブルスタックで1回目のピットストップを実施し、ソフトタイヤに交換。


 2台は18番手、19番手の最後尾を走り、37周目にはストロールが前に出たが、ピットに戻り45周目にリタイア。チームは、エネルギー回生システムERS関連と疑われる問題が発生したため、マシンをリタイアさせたと述べた。レース後にホンダは、「バッテリーに通常と異なるデータが見られたため、リタイアせざるを得なかった」とコメントしている。

ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第8戦オーストリアGP ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 最下位を走るアロンソは49周目に2度目のピットストップでソフトタイヤを装着。最初のピットストップ時にピットレーン速度違反(80km/hの速度制限を0.1km/h超過)により5秒のタイムペナルティが科されていたため、ここで消化。再び最下位を走り続け、最終的にウイナーから3周遅れの18位でチェッカーを受けた。ひとつ上の17位アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)からも1周遅れだった。


 なお、アロンソとストロールはそれぞれ、ブルーフラッグ無視の疑いで調査されたが、ペナルティの必要はなしと判断されている。


 チーフトラックサイドオフィサーのマイク・クラックは、一日を振り返り、次のようにコメントした。


「前方のマシンと争うことが難しいことは分かっていたため、マシンから最大限の性能を引き出すことに集中した」


「ランスとフェルナンドは午後の大半で接近して走り、ほぼ隊列を組むような形でレースを展開していた。しかし、46周目にERSの問題が疑われたため、ランスのマシンをリタイアさせることになった」


「フェルナンドは18位でレースを完走した」

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第8戦オーストリアGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ F1チーム)
決勝=18位(68周/71周)
21番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト→ソフト


「僕たちにとって、今回も厳しいレースウイークエンドとなった。とはいえ、予想外のことは何もなかった」


「レースを完走し、データ収集を続け、運用面で改善を続けられたことは価値のあることだった。ここ数週間で、これらの分野のいくつかで前進できている。アップグレード投入に備え、今後も改善を続けていきたい」


「これから、チームのホームレースである来週のシルバーストンに目を向ける。サポーターたちの前で、持てるものを最大限に引き出すことを目指す」


(決勝直後のF1のインタビューで「リーダーから3周遅れ、前のマシンから1周遅れでフィニッシュし、失望しているか」と聞かれ)「いや、予想していたとおりだ。もちろん、自分たちがどの位置にいるのかは分かっている。シルバーストンでもスパでも同じような状況になることは分かっている。だから、そうした週末では可能な限り多くを学ぼうとしているんだ。パフォーマンスが十分ではないことを理解した上でね」


「週末の運営面など、まだ改善しなければならない部分がある。今のこの時間をそのために使っている」


(「この状況で走りを楽しめる要素はあるか」と聞かれ)「今は難しい。これほど後方にいる状況ではね。ペースを出すことも困難だ。毎周、難しいマシンと戦いながら走っているからね」


「でも、繰り返しになるが、それは何も新しいことではない。僕たちは週末を迎える時点で、どのようなチャレンジが待っているのか分かっているんだ。そして、そのチャレンジを受け入れ、少しでも良くなるように努力している」

フェルナンド・アロンソとランス・ストロール(アストンマーティン)
2026年F1第8戦オーストリアGP フェルナンド・アロンソとランス・ストロール(アストンマーティン)

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ F1チーム)
決勝=リタイア(45周/71周)
22番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト


「今日はマシンに快適さを感じることができたし、タイヤをうまく管理できたことで、2スティント目は楽しむことができた」


「誰とも争える位置にはいないことは最初から分かっていたが、フェルナンドとの間では良いレースができた」


「残念ながら、ERS関連とみられるトラブルが発生し、リタイアしなければならなかった。これについては調査する必要がある」


「チーム全員にとってとても厳しい時期だ。でも、全員が全力を注いで懸命に取り組み、マシンにアップグレードを投入しようとしている。だからこそ我慢が必要だ。数戦後には、もう少し戦いの中に加われることを願っている」

フェルナンド・アロンソとランス・ストロール(アストンマーティン)
2026年F1第8戦オーストリアGP フェルナンド・アロンソとランス・ストロール(アストンマーティン)


(autosport web)


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