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マクラーレン育成のフォルナローリ、ハースでTPCに参加へ。平川亮とともにヘレスを走行予定

2026年6月17日

 マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チームのリザーブドライバー兼開発ドライバーのレオナルド・フォルナローリは、スペインのヘレスで行われるTGRハースF1チームのTPC(Testing of Previous Cars/旧型車テスト)に参加する。


 ハースのTPCへの参加は必ずしも移籍を示唆するものではないが、フォルナローリにとっては、F1ドライバーを目指す者なら誰もが望む実際のマシンでの走行経験を積む機会であり、パドック内での自身の評価を高める絶好のチャンスとなる。フォルナローリはTPCで昨年のハースのマシンをドライブする予定であり、また現在ハースのリザーブドライバーを務める平川亮もこのテストに参加するということだ。

2026年F1第3戦日本GP 平川亮(ハース リザーブドライバー)
TGRハースF1チームのリザーブドライバーを務める平川亮

 この機会は、チームがリザーブドライバーや開発ドライバーに対してますます協力的な姿勢を取っていることを示している。F1はシートの数が少なく、テストの機会も限られているので、若手ドライバーはできる時に経験を積むよう促されることが多い。


 フォルナローリがF1マシンをドライブする機会は、先週末のF1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPでのフリー走行に続くものだ。FP1でランド・ノリスのマシンに乗り込んだフォルナローリがMCL40に慣れるのに時間はかからず、プログラムを効率的にこなした。フォルナローリは若手ドライバーのなかで最上位となる5番手でセッションを終え、そのパフォーマンスは注目を集めた。

レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン リザーブドライバー)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPフリー走行1回目 レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン)

■マクラーレンはフォルナローリの走行機会拡大に意欲

 マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、走行後にフォルナローリを絶賛し、ドライバーとしてF1に乗る真のポテンシャルがあると評価していることを明かした。ステラは「彼の姿勢、スピード、そして安定性には非常に満足している」とフォルナローリについてコメントし、近い将来マクラーレンのシートが空く可能性は低いものの、フォルナローリがF1の舞台で経験を積む手助けをすることがチームにとって最優先事項だと述べた。


「レオナルドは間違いなくF1にとって貴重な存在であり、彼には(F1を)ドライブしてほしい。将来マクラーレン・レーシングで走る可能性は十分にあるが、それと同時に我々は、F1で起こりうるあらゆる機会を探るために共に取り組んでいる」


 これらのステラの発言は、フォルナローリの長期的な将来性に関する憶測を活発化させそうだ。ハースは、今回のテストはTPCプログラムの一環であり、旧型のF1マシンを用いてドライバーを評価するものだと主張している。とはいえ、高い評価を受けている若手ドライバーが他チームで走行機会を得ると、疑問の声が上がるのは避けられない。

レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン リザーブ兼開発ドライバー)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPフリー走行1回目 レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン リザーブ兼開発ドライバー)

 このテストが重要なものになるかどうかはまだわからない。ハースはフォルナローリを将来のドライバー候補として評価しているとは明言していないし、F1ではリザーブドライバーが他チームのマシンに乗ることはますます一般的になっている。たとえばバルセロナでは、アルピーヌが支援するポール・アーロンがザウバー時代の昨年に引き続きアウディ・レボリュートF1チームからFP1に参加した。


 しかし、この機会の重要性を過小評価すべきではない。フォルナローリはこの2年間で、FIA F3とFIA F2でタイトルを獲得するなど、輝かしい実績を積み上げてきた。そして今、彼はその潜在能力を発揮するために必要なF1での走行距離を積み重ね始めている。ヘレスでのTPCは、ドライバー市場の状況をすぐに変えるものではないかもしれないが、モータースポーツ界で最も有望な若手ドライバーのひとりのキャリアにおける重要な1章であり、近い将来F1のグリッドに立つにふさわしいということをチームに納得させるもうひとつのチャンスとなる。



(Text : autosport web)


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