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フェラーリでの優勝という夢をかなえたハミルトン「一時は不可能に思えた。辛い時に救ってくれたのはファンの皆だった」

2026年6月15日

 2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝で、フェラーリのルイス・ハミルトンはフェラーリ加入後初の優勝を達成した。シャルル・ルクレールはトラブルによりリタイアした(15位完走扱い)。


 2番グリッドのハミルトンはソフトタイヤを選択。しかしスタートでトップに立つことはかなわず、ポールシッターのジョージ・ラッセル(メルセデス)の後ろ2番手を維持した。ミディアムタイヤのラッセルの方がペースがよく、ハミルトンはどんどん遅れをとっていくが、一方で、3番手のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の前の位置はキープした。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 11周という上位勢では最も早いタイミングで1回目のタイヤ交換を実施し、2.5秒のピットストップでハードに交換した。3回ストップを計画するハミルトンは、27周目、2度目のピットインでミディアムを装着。その後、メルセデス勢が2回目のピットストップを行ったことで、38周目にトップに立った。2番手ラッセルとの差は16秒。しかしメルセデス勢とは異なり、ハミルトンはあと1回ピットストップを行わなければならない状況だった。


 そんな時、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がコース脇にマシンをとめたことによるバーチャルセーフティカーが導入。ハミルトンは3回目のタイヤ交換を、有利な形で行うことができた。バーチャルセーフティカー明けの42周目、ラッセルとの差は約2秒。しかし最終スティントのハードタイヤでのペースは、ハミルトンの方がはるかに良く、0.5秒から1秒速いラップタイムで走行し、ギャップが19秒以上に。レース終盤、再びバーチャルセーフティカーが導入された後、残り1周のレースが行われたが、ハミルトンは余裕でリードを守り切り、ファステストラップも記録し、フェラーリ移籍後初の優勝を達成した。フェラーリにとっては今季初、2024年メキシコシティGP以来の優勝だった。


 ハミルトン自身にとっても、2024年ベルギーGP以来、約2年ぶりの優勝。41歳にして、最多勝の記録を106回に伸ばした。


 ポイントリーダーのアントネッリがリタイアしたことから、ドライバーズランキング2位のハミルトンとの差は41点に縮まった。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)の勝利を祝うチーム

 ルクレールは予選Q3でクラッシュしたものの、ピットレーンからではなくグリッド上からスタートすることができ、10番手から1周目に7番手に浮上。上位勢よりタイヤ交換を遅らせ、15周目にトップに立った後、翌周にミディアムからハードに交換した。39周目に2度目のピットストップで再びハードを装着、6番手でコースに復帰した。


 その位置でフィニッシュするかと思われたが、レース終盤、油圧系トラブルが発生し、ターン2でグラベルに乗り上げた後、ゆっくりとピットに戻っていき、リタイアした。


■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=1位(66周/66周)
1番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム→ハード

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が優勝

「本当に特別な瞬間だ。フェラーリで初めてレースに勝ったんだ。子どもの頃からの夢がかなった。ついに実現できて最高の気分だよ」


「昨年は、この瞬間を迎えるのはほとんど不可能に思えた時期もあった。でも、フレッド(・バスール/チーム代表)は僕を信じてくれて、チームの皆は温かく迎え入れてくれた。そんな彼らに心から感謝している」


「僕たちはシーズンを通して懸命に努力してきた。この数カ月で多くのことが変わった。そして今日の結果は、そのすべての努力の結晶だ。サーキットにいる全員、そしてマラネロの全員を本当に誇りに思う。今週末に投入したアップグレードは期待どおりの性能を発揮し、マシンのフィーリングも素晴らしかった。チームはあらゆる作業を完璧にこなしてくれた。ピットストップは見事だったし、すべての細部が素晴らしく管理されていた」


「これまでのキャリアで幸いにも数多くの特別な瞬間を経験してきたけれど、この瞬間はそれらとはまた違うものだ。フェラーリには世界最高のファンがいる。彼らの情熱、エネルギー、そしてサポートを目の当たりにすると、この勝利はさらに特別な意味を持つ」


「今日は決して忘れることのない一日だ。そして、これが皆と共に祝う数多くの勝利の第一歩になることを願っている」


(『Sky Sports F1』に語り)「昨年の本当に苦しい時期を乗り越えられたのは、ファンのおかげだった」


「ファンの皆が僕を救ってくれたんだ。昨年、多くのファンが『自分が何者であるかを忘れるな』と声をかけてくれた。その言葉は僕の心に深く響いた」

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が優勝

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=リタイア:15位完走扱い(62周/66周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP レース終盤、トラブルに見舞われたシャルル・ルクレール(フェラーリ)

「レース終盤、マシンにトラブルが発生し、残念ながらリタイアせざるを得なかった」


「今回投入したアップグレードによって、僕たちのパフォーマンスはこのレベルまで引き上げられた。チームはそのことを誇りに思うべきだ」


「ルイスのフェラーリでの初勝利を祝福したい。彼は今週末を通して素晴らしい仕事をし、今日それを完璧に結果へ結びつけた」


「次のレースを楽しみにしている。オーストリアではクリーンな週末を送り、さらに強くなって戻ってこられることを願っている」



(autosport web)


レース

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ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ179
2位ジョージ・ラッセル154
3位ルイス・ハミルトン147
4位シャルル・ルクレール108
5位ランド・ノリス97
6位オスカー・ピアストリ82
7位マックス・フェルスタッペン76
8位アイザック・ハジャー52
9位ピエール・ガスリー42
10位リアム・ローソン39

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム333
2位スクーデリア・フェラーリHP255
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム179
4位オラクル・レッドブル・レーシング128
5位BWTアルピーヌF1チーム60
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム59
7位TGRハースF1チーム21
8位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
9位アウディ・レボリュートF1チーム6
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム1

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