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「今は自分を疑っていない」5連勝中のアントネッリが語る1年前との変化。自身の理解が成長に繋がる/F1第7戦木曜会見

2026年6月12日

 2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPのドライバー会見には、地元スペインの英雄フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とカルロス・サインツ(ウイリアムズ)が出席。しかし彼ら以上の存在感を見せていたのは、前戦のモナコGPを初制覇し、タイトル争いでもほぼ独走状態のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)だった。アントネッリ本人に質問が集中しただけでなく、他のドライバーへの質問もアントネッリ関連のものが多かった。


Q:フェルナンド、あなたはF1デビュー当時、すぐに将来の偉大な王者候補と見なされ、実際に王座を獲得しました。アントネッリも初勝利から勝ち続けています。彼の活躍をどう見ていますか?


アロンソ:「今のドライバーたちは僕の時代と違って、クルマの技術的な部分をより深く理解できているよね。シミュレーターやさまざまなツールが、適応を助けてくれている。でもそんな要素を踏まえても、キミには信じられないほどの才能がある。カート時代は、特に凄かった。ジュニアカテゴリーでは結果に波があって、同世代のドライバーの中には隣の彼(オリバー・ベアマン/ハース)のように、キミより速い者もいた。でも今は圧倒的なクルマを手にし、ミスを犯さずに勝利を重ねている。レースとタイトル争いをリードするプレッシャーを受けながら勝ち続けているのは、本当に素晴らしい。自分のことのように嬉しいよ」

オリバー・ベアマン(ハース)&フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP FIA会見 オリバー・ベアマン(ハース)&フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

Q:オリーへ、あなたは以前チームメイトでしたが、今年の彼の強さに驚きましたか?


ベアマン:「キミとはたくさんのレースを戦ってきた。チームメイトだったのは、FIA F2時代だね。お互い学びながら成長していったんだ。F1デビューした去年の彼は苦戦する場面もあったけど、それは明らかに学習過程の一部だった。今年になって一段階進化したのは明らかだし、本当に高いレベルで走っている。彼の成功は自分のことのように嬉しいし、自分にもいつかチャンスが来れば同じことができるという自信にもなるよ」


 悔しさがないはずはないが、「自分のことのように嬉しい」とコメントするベアマン。フェラーリ移籍の噂もあるだけに、ふたりがF1でもタイトル争いをする日は遠からず来るかもしれない。

オリバー・ベアマン&アンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ・レーシング)
2024年FIA F2第3戦メルボルン オリバー・ベアマン&アンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ・レーシング)

 ではアントネッリ自身は、ここまでのF1での歩みをどう見ているのだろう。


Q:先ほどアロンソは、若くしてF1に入り、タイトル争いをすることについて話していました。今年のあなたは、まさにその状況にあります。プレッシャーや期待、そしてルーキーイヤーから今年への変化をどう感じていますか?


アントネッリ:「本当に多くのことが変わったよ。何より大きいのは、この1年間の経験だね。レース週末でもそれ以外の時でも、自分にとって何がよくて何がよくないのかを理解できるようになった。自分の能力についてもよりわかってきたし、チームとの関係も強くなった。そんな小さな積み重ねが、最終的には大きな違いになったんだと思う。でもタイトル争いについては、今はそんなに意識していない。もちろん目の前に大きなチャンスがあることは理解しているし、最大限活かしたいと思っている。でもそれを考えながらレースをしたくない。やるべきことに集中し、レース週末を楽しみながら、できるだけ速く走りたい。その結果、シーズン終了時にどこにいるかを見るのを楽しみにしているよ」


Q:去年のあなたは自分自身に厳しく、多くの疑問を抱えていると話していました。今でも自分の可能性に疑問を持つことはありますか?


アントネッリ:「正直、今はないかな。1年目の去年は、かなり自分を疑っていた。特にヨーロッパラウンドで苦しんでいた時期にはね。でも1年間F1を経験すると、ドライバーとしてだけでなく、人間としても大きく成長できる。苦しかった時期のおかげで、自分自身をより深く理解できるようになった。あの経験が、本当に僕を成長させてくれた。今年は今のところ、自分を疑ったりはしていない。もちろん、まだ答えの出ていない問いはあるよ。これからどこまで成長できるのか。どこまで自分を追い込めるのか。潜在能力はどれほど大きいのか。それらの答えは、これから時間をかけて見つけていこうと思っている」


 去年まで高校生だった19歳の若者とは思えない、しっかりしたコメントだった。F1はごく短期間で、ドライバーを急激に成長させるとよく言われる。アントネッリもこの1年で、想像もできないような体験を重ね、成熟してきたのだろう。

2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP FIA会見
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP FIA会見 左からフランコ・コラピント(アルピーヌ)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)


(Text : Kunio Shibata)


レース

7/24(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
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ドライバーズランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ219
2位ルイス・ハミルトン169
3位ジョージ・ラッセル160
4位シャルル・ルクレール138
5位ランド・ノリス128
6位マックス・フェルスタッペン109
7位オスカー・ピアストリ92
8位アイザック・ハジャー68
9位リアム・ローソン43
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム379
2位スクーデリア・フェラーリHP307
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム220
4位オラクル・レッドブル・レーシング177
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム66
6位BWTアルピーヌF1チーム61
7位TGRハースF1チーム21
8位アウディ・レボリュートF1チーム12
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム1

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第11戦ハンガリーGP 7/26
第12戦オランダGP 8/23
第13戦イタリアGP 9/6
第14戦スペインGP 9/13
第15戦アゼルバイジャンGP 9/26
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