F速

  • 会員登録
  • ログイン

ダウンフォース増加を狙った目をひくデザインのリヤウイングに見える、上位チームの“余裕”/新時代のF1解説第5回

2026年6月12日

 2026年のF1のレギュレーションで新たに導入されたもののひとつがアクティブエアロだ。これは、国際自動車連盟(FIA)が指定したストレートモード区間で、フロントおよびリヤウイングの角度を走行中に変更できるシステム。作動させるとウイングがフラットな状態の低ドラッグモード(ストレートモード)に切り替わり、コーナーに進入してからはフラップが元に戻り、ハイダウンフォースの状態(コーナーモード)になる仕組みだ。


 しかし、ガードレールに囲まれたモナコでこれを導入すると、車速が危険なレベルに達するため、安全性を考慮して、今季初めてアクティブエアロの使用が禁止された。

 この決定により、各チームがモナコGPに持ち込んだマシンは、前後のウイングが通常の仕様とは異なるものとなった。というのも、フラップを可動させるために装着されていたアクチュエーターは、アクティブエアロが禁止されたため、必要ではなくなったからだ。

新時代のF1解説第5回
2026年F1第6戦モナコGP フェラーリSF-26のフロントウイング
新時代のF1解説第5回
2026年F1第6戦モナコGP マクラーレンMCL40のフロントウイング

 フロントウイングの場合は、アクチュエーターを取り外すだけのチームが多かったが、リヤウイングは取り外すだけでなく、さまざまな工夫が見られた。というのも、モナコはトラクションが重要なコースなので、リヤウイングのダウンフォースを増加させたいからだ。


 特に目をひいたのはメルセデス、マクラーレン、レッドブル。取り外したアクチュエーターの位置に、この数年間見たこともないような奇抜なデザインのウイングレットを追加してきた。ウイングレットの開発は足の長いフロアに比べれば、それほど時間は要さないが、それでも実戦に投入するまでには何度も風洞実験を重ねなければならない。つまり、この3チームには開発にそれだけの余裕があるということを意味する。


 トップチーム以外にも、アルピーヌ、レーシングブルズ、ハースが工夫を凝らしたリヤウイングを投入してきた。この3チームも今シーズンは中団グループで常に上位争いを演じている。


 ひとつのグランプリに適用されたレギュレーション変更への対応に、チームが置かれた開発状況の明暗が透けて見えた。

新時代のF1解説第5回
2026年F1第6戦モナコGP マクラーレンMCL40のリヤウイング
新時代のF1解説第5回
2026年F1第6戦モナコGP レッドブルRB22のリヤウイング
新時代のF1解説第5回
2026年F1第6戦モナコGP アルピーヌA526のリヤウイング
新時代のF1解説第5回
2026年F1第6戦モナコGP レーシングブルズVCARB 03のリヤウイング
新時代のF1解説第5回
2026年F1第6戦モナコGP ハースVF-26のリヤウイング


(Text : Masahiro Owari)


レース

7/17(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/18(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/19(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※ベルギーGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ204
2位ルイス・ハミルトン159
3位ジョージ・ラッセル154
4位シャルル・ルクレール126
5位ランド・ノリス103
6位オスカー・ピアストリ92
7位マックス・フェルスタッペン91
8位アイザック・ハジャー60
9位ピエール・ガスリー42
10位リアム・ローソン39

チームランキング

※ベルギーGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム358
2位スクーデリア・フェラーリHP285
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム195
4位オラクル・レッドブル・レーシング151
5位BWTアルピーヌF1チーム61
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
7位TGRハースF1チーム21
8位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
9位アウディ・レボリュートF1チーム10
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム1

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第10戦ベルギーGP 7/19
第11戦ハンガリーGP 7/26
第12戦オランダGP 8/23
第13戦イタリアGP 9/6
第14戦スペインGP 9/13
  • 最新刊
  • F速

    2026年5月号 Vol.3 日本GP号