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「うわ、素晴らしい」トラブル発生で皮肉。フェルスタッペンは1周も走れずリタイア【F1第6戦無線レビュー(1)】

2026年6月11日

 2025年F1第6戦モナコGP。土曜日の予選で2番手タイムを記録し、最前列のグリッドを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「少し驚いた」と明かし納得の予選を終えていた。ところが決勝レースではスタートの瞬間に加速できず、1周もできないままグランプリを終えることになってしまった。モナコGP前半を無線とともに振り返る。

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 大波乱は、1周目からやってきた。フロントロウのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がまったく加速できないまま、ずるずると最後尾へと後退した。


1周目
フェルスタッペン:うわ、素晴らしい。このXXは何なんだ!
ジャンピエロ・ランビアーゼ:チェックしている。


フェルスタッペン:エンジンが壊れた。エンジンだ。

ランド・ノリス:ジョージ(・ラッセル)がグリッドから外れている。


 ジョージ・ラッセル(メルセデス)がスタート位置から外れていると記録されたが、お咎めなしとなった。


フェルスタッペン:どうしたらいい?
ジャンピエロ・ランビアーゼ:なんとか戻って来るんだ。

 1周もできないまま、フェルスタッペンのモナコは終わった。


 レース序盤の路面温度は43度と、かなり高い。タイヤのオーバーヒートに、各車手こずっているようだった。


14周目
ルイス・ハミルトン:このタイヤ、すごくタレが大きい。リヤタイヤがかなり熱くなっている。


16周目
ラッセル:(アイザック・)ハジャーの左フロントにグレイニングが出ている。


ハジャー:フロントもリヤも、グリップが全然ないよ。


 ラッセルは5番手アジャのすぐ後ろまで迫るものの、抜き切れない。


17周目
マーカス・ダドリー:もしクリーンエアなら、どれくらい速く走れる?
ラッセル:1秒はいける。


 ハジャーもわざと遅く走っているわけではなかった。

アイザック・ハジャー(レッドブル)&ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2026年F1第6戦モナコGP アイザック・ハジャー(レッドブル)&ジョージ・ラッセル(メルセデス)

アジャ:このエンジンブレーキ、ジョークだよ。
リチャード・ウッド:今、調査中だ。
アジャ:何かがおかしい! 特に1速は使い物にならないよ!


 エンジンブレーキが効きすぎて、挙動を乱してしまうということか。


アジャ:もっと早く見てよ!
ウッド:すぐに(返事を)戻すから。


 ハジャーのペースは1分19秒台まで落ちて、後方のラッセルはコンマ5秒まで迫っている。ラッセルは少なくとも2秒以上速いはずだが、それでも抜けない。


ハジャー:エンジンがおかしい。何か爆発するかもしれない。
ウッド:今のところ、解決法はない。落ち着いて行こう。


 首位のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)を引き離しつつあった。


21周目
ピーター・ボニントン:バランスをチェックしてくれ。
アントネッリ:全然、問題ないよ。

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)&ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第6戦モナコGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)&ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

25周目
セルジオ・ペレス:舗装がひどく汚れている。最終コーナーがね。


 レース終盤、ランス・ストロール(アストンマーティン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)が立て続けにクラッシュした最終コーナーは、すでにレース序盤の時点で問題が起きていたということか。

セルジオ・ペレス(キャデラック)
2026年F1第6戦モナコGP セルジオ・ペレス(キャデラック)

 27周目、ハジャーがヌーベルシケインを直進した。


ラッセル:(ハジャーは)アドバンテージを得たんじゃないのか。譲るべきだ。

30周目
ロナン・オヘア(→オリバー・ベアマン):ボックス、ボックスしてリタイアだ。


 ハジャーのペースが伸びず、首位アントネッリと4番手ラッセルの差は50秒以上に広がった。ラッセルは32周目にハジャーより先にピットに向かい、アンダーカットを狙う。ハジャーも次の周にピットインしたが、ラッセルが僅かに先行した。


ウッド(→ハジャー):丘の上でブーストボタンを使うんだ。


 8番手のランド・ノリス(マクラーレン)はペースが伸びない。


32周目
ノリス:この周、すごくミスファイアみたいな音がする。ただのノイズかもしれないけど。
ウィル・ジョゼフ:OK。チェックする。


34周目
ノリス:パワーユニット(PU)の問題か?
ジョゼフ:ああ。


ノリス:パワーがない。バッテリーもない。

35周目
アジャ:まだ問題が残っている!
ウッズ:今、解決中だ。


 後方では14番手のエステバン・オコン(ハース)が、順位を上げるチャンスを窺っていた。


オコン:アルボンはもうピットインしたの?
ラウラ・ミュラー:残念ながら、まだよ。

エステバン・オコン(ハース)
2026年F1第6戦モナコGP エステバン・オコン(ハース)

 43周目、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)がピットイン。カルロス・サインツ(ウイリアムズ)の前でコース復帰した。


ガエタン・イエゴ(→サインツ):あと34周だ。アレックスのタイヤが温まるまで、ラップを守るんだ。

カルロス・サインツ(ウイリアムズ)
2026年F1第6戦モナコGP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)

43周目
ジョゼフ(→ノリス):ランド、あと数周はラッセルを押さえ込む戦略でいくぞ。


ラッセル:ノリスがわざと遅く走ってる。
ダドリー:了解。


 44周目、ポルティエの立ち上がりで、ノリスのペースが極端に落ちた。


ノリス:何かおかしい。バッテリーがなくなった。


 ノリスはラッセルやハジャーに抜かれていく。


ジョゼフ:ランド、この周でボックス。リタイアだ。


 これでノリスは前週カナダに続き、2戦連続リタイアとなった。


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F1第6戦モナコGP無線レビュー(2)に続く



(Text : Kunio Shibata)


レース

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フリー走行2回目 結果 / レポート
7/18(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/19(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※ベルギーGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ204
2位ルイス・ハミルトン159
3位ジョージ・ラッセル154
4位シャルル・ルクレール126
5位ランド・ノリス103
6位オスカー・ピアストリ92
7位マックス・フェルスタッペン91
8位アイザック・ハジャー60
9位ピエール・ガスリー42
10位リアム・ローソン39

チームランキング

※ベルギーGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム358
2位スクーデリア・フェラーリHP285
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム195
4位オラクル・レッドブル・レーシング151
5位BWTアルピーヌF1チーム61
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
7位TGRハースF1チーム21
8位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
9位アウディ・レボリュートF1チーム10
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム1

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
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第11戦ハンガリーGP 7/26
第12戦オランダGP 8/23
第13戦イタリアGP 9/6
第14戦スペインGP 9/13
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