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レッドブル、フェルスタッペンのリタイア原因を特定「シーズン1基目のエンジンにトラブル。モナコ後に交換予定だった」
2026年6月10日
F1モナコGPでほぼスタート直後にリタイアすることになったレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、トラブルはグリッドへ向かうフォーメイションラップの時点ですでに現れていたことを明かした。しかし問題が決定的になったのはレーススタートでクラッチをつないだ瞬間で、内燃エンジンが停止しかけたことで、わずか1周でピットに戻ってリタイアを喫することになった。
フェルスタッペンは、「フォーメイションラップの時点ですでに少しおかしい感触があった」と説明した。ただし、その問題がよりはっきりしたのはグリッドに着いてからだったという。フェルスタッペンは「通常なら回転数の目標値を合わせることができるが、今回はまったくそうならず、上下に大きくばらついていて少し奇妙だった」と語っている。
■ スタート直後にエンジンが失速
それでも他に選択肢はなく、エンジンもかかっていたため、フェルスタッペンはスタートを切った。しかし状況はすぐに悪化した。
「クラッチをつないだ瞬間に終わった。エンジンは完全に失速してしまい、その後ターン1を抜けて少しパワーが戻った時に聞こえたエンジン音も非常に悪かった。だからすぐにアクセルを戻して、そのままピットへ戻った」とフェルスタッペンは振り返った。

当然ながら落胆は大きかったが、フェルスタッペンはその影響を過度には強調せず、次のように語っている。
「もし自分が選手権をリードしていたなら、もちろんとてつもなく痛い結果だっただろう。今の状況ならそこまでではないが、それでも本当に腹立たしいし、全員にとって失望だ。もちろん誰もが毎戦完走したいと思っている。できるだけ早く原因を理解し、今後に向けても修正できることを願っている」

■ メキース代表「1基目のPUだった」
問題の完全な調査を行う時間はまだなかったものの、レッドブルは決勝終了からわずか1時間後には、何が起きたのかをかなり明確に把握していたようだ。
チーム代表のローラン・メキースは、「エンジンの問題だ。何が起きたのかは特定できている。フォーメイションラップで発生し、彼には何のチャンスもなかった。そういうことだ」と説明した。
「これは今年マックスが使っていた最初のPUでもあり、もともとモナコ後に交換予定だった。それでも、もちろん我々が望んでいた形ではない。修正策を議論するにはまだ早い段階だが、何が問題だったのかは特定できたと考えている」
■ 2026年PUの複雑さ
一方、チームメイトのアイザック・ハジャーもレース中に問題に見舞われていた。ハジャーは無線でエンジンの不調やマシンのドライバビリティの問題を怒りとともに訴えていた。

メキースは、ハジャーは走行中に問題の正体を正確に把握できず、不安な状態に置かれていたと述べた。
「ドライバーが車内で何が起きているのかを理解するのは、トラブルが起きたときには常に非常に難しい。このケースでも、彼はどれほどエンジンパワーを失っていたのかを正確には把握できなかった」
さらに、2026年型パワーユニットの複雑さがここでも影響したという。メキースは「ICE(内燃エンジン)の出力低下が発生したとき、それがパワーユニット全体の制御に与える影響は非常に大きい。現在のパワーユニットはそうした仕組みで動いている。ドライバーの立場からは、何が起きているのか、という感じになる」と説明した。
状況を救うためにチームが何をしたのかについて、メキースは、「彼はなんとかマシンを生かし続け、チームもそれを維持するためのいくつかの変更を無線で伝えることができた」と振り返った。
「ただ、このサーキットで常にスイッチを切り替えながらマシンを生かし続けるのは、気持ちの良いことではない。それでも機能はした」
「チームとしては良い仕事をしたと思う。我々はこのPU分野ではまだ非常に新しい立場にある。全員が経験を積んでいけば、こうした無線でのやり取りの量も徐々に減っていくだろう」

(GrandPrix.com)
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