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ガスリーの表彰台剥奪を受け、アルピーヌが再審査請求。モナコで多発した速度違反ペナルティにドライバーたちから疑問噴出

2026年6月8日

 アルピーヌは、F1モナコGPでピエール・ガスリーがピットレーン速度違反による2件のペナルティによって表彰台圏外へと後退したことを受け、FIAに対して再審査請求を行った。


 ガスリーはモナコ決勝を3位でフィニッシュした。しかしレース中に、ピットレーンの速度違反を2回犯したとして、5秒のタイムペナルティを2回受けており、レースタイムに10秒が加算された結果、7位に降格された。

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2026年F1第6戦モナコGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

 レース後にアルピーヌは以下のような声明を発表した。


「本日のモナコGPの結果を受け、BWTアルピーヌF1チームは、ピットレーン速度違反に対して科されたペナルティについて、FIAに再審査権を要求したことを確認する」

 再審査請求を成功させるには、チームが、当初の決定が下された時点では入手できなかった、重要かつ関連性の高い新たな証拠を提示する必要がある。


 今回、多数のドライバーがピットレーンの速度違反でペナルティを受け、それがレース結果に大きく影響した。ガスリーの他に、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、フランコ・コラピント(アルピーヌ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が5秒のタイムペナルティを受けた。ラッセルの場合は適切にペナルティを消化しなかったことでドライブスルーペナルティを科され、ポイント圏外へと順位を落とした。


 ラッセルとハミルトンはそれぞれ、ピットラインの手前でピットリミッターが作動していたとして、自分は違反行為はしていないと主張しており、ガスリーも同様の発言をしている。


「正直なところ、今は本当に打ちのめされている。言葉が見つからない。あまりにも多くの感情が渦巻いていて整理できないんだ。何が起きたのか、どうしても理解できない。本当に公平なこととは思えない」とガスリーは『Sky Sports F1』に対してコメントした。


「チームとは何度も確認したが、マシンには正しい速度設定がされていた。どちらの場合も、僕はラインのかなり手前でピットリミッターを作動させていた」


「僕たちは皆、このような瞬間のために必死に努力している。僕は10年間この世界で戦い続け、あらゆるチャンスをつかもうとしてきた。キャリアでの表彰台は5回しかなく、それほど多いわけではない。そして僕たちはフランスのファンの前で3位でフィニッシュラインを通過したのに、それが奪われてしまった。今は本当に何と言えばいいのか分からない」


「彼ら(FIA)がこの件をしっかり調査し、正しい判断を下してくれることを願っている。僕たちの側から言えば、僕は何も間違ったことはしていないと分かっているし、ラインの手前だったことを200%確信している。チームも正しい速度を設定していたと言っているので、調査が行われることを願う」


「しかし、それによってあの瞬間が戻ってくるわけではない。僕は今、表彰式を見ていたが、本来なら自分がそこに立っているべきだったと確信している。チームは当然この件を争うだろう。失ったのは9ポイントだけではなく、表彰台そのものだ。本当に何と言っていいか分からない」

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2026年F1第6戦モナコGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

 ラッセルは、FIAのピットレーン計測システムに問題があったのではないかと疑っている。一方、ハミルトンは、ピットに進入する際の走行ラインによって距離が変わり、平均速度が変化したと考えており、「今日は多くのドライバーが同じペナルティを受けたと聞いているが、実際には速度超過していなかった可能性が高い」と語っている。



(autosport web)


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