F速

  • 会員登録
  • ログイン

「なぜ変えたがるのか分からない」ラッセル、新PUがF1に接近戦をもたらしていると主張。ハミルトンはシャシーを評価

2026年6月1日

 ジョージ・ラッセルは、新しい技術規則のもとでのレースの質を擁護し、モントリオールでチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリと繰り広げたような激しくエキサイティングなバトルがF1で可能になったのは、新しいパワーユニット(PU)の特性のおかげであると主張している。


 新しいPUや、ストレートラインモードおよびブーストといった新要素の機能については、2026年シーズンの最初の3戦を終えた時点では大半のドライバーから多くの非難を浴びていた。鈴鹿でオリバー・ベアマンとフランコ・コラピントが巻き込まれたインシデントは規則の見直しの引き金となり、これには日本のサーキットにおけるヘアピンからスプーンカーブへと繋がる長く全開の右コーナーのような、完全にストレートではないエリアでのストレートラインモード区間の廃止も含まれていた。

■ラッセル「何年もこんなバトルはなかった」

 しかし、マイアミとモントリオールで見られた接近戦の内容を踏まえると、2026年仕様のマシンは前世代よりも僅差のレースを可能にしているのは明らかであり、ラッセルはその主因が新レギュレーションと新パワーユニットにあると考えている。


 ラッセルは、カナダGPの最初の29周にわたるアントネッリとの攻防について、「本当に楽しかったし、素晴らしかった」と振り返った。さらに「こんなバトルは何年も経験していないし、こんな争いを見たのも、おそらく2014年バーレーンGPでのルイスとニコ(・ロズベルグ)以来だ」と語っている。

ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ
2014年F1第3戦バーレーンGP決勝日 順位を争うルイス・ハミルトン(メルセデスAMG F1 W05)とチームメイトのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG F1 W05)

「この新しいマシンと新しいエンジンがそれを可能にしてくれる。なぜ誰かがこれを変えたがるのか分からない。メルボルンでも素晴らしいバトルがあったし、中国でも良い争いがあった。今日も昨日も、キミと僕は素晴らしいバトルをしたが、それはこうしたパワーユニットの特性があってこそ可能になっている」

■ウォルフは「コース特性による部分もある」と慎重姿勢

 ただし、チーム代表のトト・ウォルフは、レースの質に対する新エンジン規則と新パワーユニットの影響について、ラッセルほど強くは支持していない。ウォルフは、モントリオールで見られた内容について「特に良いレースになったのはコース特性による部分があった」と指摘した。


「もっと難しいレースも出てくるだろう。以前から言っているが、どのレースもそれ自体としては良いエンターテインメントになっているし、今日もそうだった」


 さらにウォルフは、「ルールはメスを入れるような精密さで見直し、改善していく必要がある。やり過ぎても足りなくても、結果として状況を悪化させることになりかねない」と慎重な姿勢を示している。

ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリ
2026年F1第5戦カナダGPスプリント・予選日 スプリントレースの首位争いを繰り広げるジョージ・ラッセル(メルセデスAMG F1チーム W17)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG F1チーム W17)

■アントネッリとハミルトンはシャシー面を評価

 これに対し、アントネッリとルイス・ハミルトンは、今年レースがよりエキサイティングになっている理由は、現行規則のなかでこれまで以上に前車へ接近して走れるシャシー特性にあると考えている。


 選手権をリードするアントネッリは、「少なくとも今のところ、前のマシンについていくという点では昨年よりかなり良くなっている。実際にもっと近くで走れるし、それが間違いなくバトルを増やしている」と語った。


「パワーユニットについて、チームが素晴らしい仕事をしたので文句はない。ただもちろん、シャシー面でも非常に良い仕事をしている」


 ハミルトンも、「最終的には、マシンが根本的により優れた設計になっているのだと思う。だからこそ接近してレースができるし、互いに近い距離で走り続けることができる。それがいちばん良い部分だ」と評価した。


 さらにハミルトンは、パワーユニット面については「パワーの部分については、あまりエキサイティングではないと思う」と述べ、あくまでシャシーの進歩が接近戦を生んでいるとの見方に同意した。

ルイス・ハミルトンとアンドレア・キミ・アントネッリ
2026年F1第5戦カナダGP決勝後のFIA記者会見に出席したルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG F1チーム)



(GrandPrix.com)


レース

10/9(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
10/10(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/11(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ340
2位ジョージ・ラッセル238
3位ルイス・ハミルトン229
4位マックス・フェルスタッペン221
5位シャルル・ルクレール215
6位ランド・ノリス201
7位オスカー・ピアストリ138
8位アイザック・ハジャー97
9位リアム・ローソン75
10位ピエール・ガスリー41

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム578
2位スクーデリア・フェラーリHP444
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム339
4位オラクル・レッドブル・レーシング332
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム100
6位BWTアルピーヌF1チーム68
7位TGRハースF1チーム30
8位アウディ・レボリュートF1チーム23
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム12
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム7

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第17戦シンガポールGP 10/11
第18戦アメリカGP 10/25
第19戦メキシコGP 11/1
第20戦サンパウロGP 11/8
第21戦ラスベガスGP 11/21
  • 最新刊
  • F速

    2026年10月号 Vol.4 2026後半戦展望号