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ピアストリとの接触について「これがレース」とアルボン。サインツは今季3度目の入賞、明暗分かれたウイリアムズ

2026年5月26日

 アトラシアン・ウイリアムズF1チームは、2026年F1第5戦カナダGPでカルロス・サインツが9位入賞を果たし、直近4戦で3度目となるポイント獲得を記録した。一方、アレクサンダー・アルボンはレース序盤の接触によってFW48に大きなダメージを負い、早々にリタイアを喫した。


 15番グリッドのサインツはインターミディエイトタイヤでスタートした7人のドライバーのひとりで、18番グリッドアルボンはソフトタイヤをスタートに選択した。序盤はインターミディエイト勢にもグリップ面で利があったが、スリックタイヤに熱が入ると状況は一変。サインツは2周目にピットインし、中古のミディアムタイヤへ交換した。

 オープニングラップでは両車ともひとつ順位を落としたものの、アルボンはバルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)をオーバーテイク。さらにインターミディエイト勢のピットストップが終わると、アルボンは13番手まで浮上し、さらに最終シケインでエステバン・オコン(TGRハースF1チーム)を抜いて12番手へ上昇した。


 続いてアルボンはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)とバトルを展開するも、早めのピットストップから追い上げてきたランド・ノリス(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)に抜かれたことで、順位自体は変わらなかった。そしてその数周後、ノリス同様ピットストップを終え後方から追い上げていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)が、ヘアピンで止まり切れずアルボンに接触。マシンは大きなダメージを負い、アルボンはこれでリタイアとなった。

 これにより、ウイリアムズはサインツ1台体制となった。サインツは最初のタイヤ交換後、ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ・レボリュートF1チーム)、アロンソを攻略。アルボンのリタイアとマクラーレン勢の2回目のピットストップによってさらに順位を上げた。


 11番手を走行していたサインツの前には、同等のペースを持つオリバー・ベアマン(TGRハースF1チーム)が走行していた。ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)のコース上でストップしたことによりバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されると、チームはこのタイミングでサインツの2度目のタイヤ交換を行い、新品のミディアムタイヤを装着。ここでサインツは、タイヤ交換作業でタイムロスを喫したベアマンを逆転し10番手に浮上した。


 VSC終了後、サインツは後方のベアマンとの差を維持し続けた。レース後半にはノリスがメカニカルトラブルでリタイアしたことで、サインツは9番手へ浮上。ファイナルラップ直前にはワイドになる場面もあったが無事に9位入賞を果たし、2ポイントを獲得した。


■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)
決勝=DNF(11周/68周)
18番グリッド/タイヤ:ソフト

2026年F1第5戦カナダGP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
2026年F1第5戦カナダGP リタイアし、ガレージへ戻るアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

「今週末は全体的についていなかった。今日も不運だったね。オスカー(・ピアストリ)に対して悪い感情はないよ。彼は単純にオーバーテイクを見誤っただけだと思う。こういうことは時々起きるし、それがレースというものだ」


「レース序盤のペースは良かったし、マシンのフィーリングもかなり改善していた。アルピーヌ勢と戦えていたと思うし、しっかりポイント争いができたはずだ」


「結局のところ、今季は走行時間が不足している。自分としてはリズムをつかんで、スムーズな週末を過ごす必要がある。それはいずれ実現すると思っている」


「モナコは普段から僕たちに合っているサーキットだし、ドライバーとしての自分にも合っている。気持ちを切り替えて、ヨーロッパラウンド開幕とともにチームとしてさらに強く戻ってきたい」


■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)
決勝=9位(67周/68周)
15番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム→ミディアム

明暗分かれたウィリアムズ サインツは今季3度目の入賞果たす ピアストリとの接触について「これがレース」とアルボン
2026年F1第5戦カナダGP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)

「今日は複雑な気持ちだね。こういうコンディションで走るのはいつも好きだし、マシンからすべてを引き出せる感覚がある。15番手スタートだったこともあり、コンディションも不安定だったので、インターミディエイトでスタートするという賭けに出た。ただ、追加のフォーメーションラップは助けにならなかったし、残念ながら今日はその判断がうまくはまらなかった」


「それでもミディアムに替えてからの第2スティントは非常に良かったし、時にはミッドフィールド最速クラスのペースもあった。うまく挽回できたと思うし、前にいた3台と戦えていたら面白かったと思う」


「いずれにしてもチームにポイントを持ち帰れることができてよかった。ただ最終的には、常にトップ8争いをするためには、まだペースが足りない。でも、レースごとに良い流れを作れていると思う」



(Text : autosport web)


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