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鈴鹿はコースのほぼ全域で路面を再舗装。ピレリは最も硬い3種類のタイヤを持ち込むも、グレイニングの深刻化を懸念

2026年3月27日

 2026年シーズンのF1第3戦日本GPに向けて、F1にタイヤを供給するピレリは、この週末は路面のグリップが比較的低いことが予想され、タイヤのグレイニング(タイヤの表面がささくれるように摩耗する現象)に注意する必要があると述べた。


 ピレリは、日本GPを開催する鈴鹿サーキットがタイヤにとって選手権のなかでも最も過酷なサーキットのひとつであることを認識しており、鈴鹿には最も硬い3種類のタイヤを持ち込む。例年通り、ハードタイヤがC1、ミディアムタイヤがC2、ソフトタイヤがC3という3種類となっており、この組み合わせは第9戦スペインGPと第11戦イギリスGPでも採用される予定だ。というのも鈴鹿と同様に、バルセロナ-カタロニア・サーキットとシルバーストン・サーキットも、限界まで攻められる高速コーナーが連続するコースであるからだ。

2026年F1第3戦日本GP
鈴鹿サーキットのコース図と、使用されるタイヤのデータ

  ピレリは日本GPのプレビューにおいて、鈴鹿サーキットでは2025年のグランプリに先立って、最終シケインの出口からセクター1終了地点までの区間が再舗装されたこと、さらに今年の開催に向けて、残りのふたつのセクターの工事も大部分が完了したことを指摘。これにより路面はスムーズではあるが、まだ汚れが残っており、グリップは比較的低いことが予想されるとピレリは説明した。


 比較的グリップ力の低い路面と高速コーナーの組み合わせというのは、タイヤのグレイニングを引き起こしやすい条件であり、ピレリもそのことを十分に認識している。そのためピレリは、この条件下では、特に最も柔らかいタイヤにグレイニングが起きるのは正常なことだと警告している。昨年を振り返ってみると、グレイニングはフロントアクスルにのみ見られたが、路面状況の変化に伴い、初日以降は徐々に減少していった。


 今年はドライバーがパワーユニット(PU)のバッテリーを充電するためにアクセルを緩める必要があるため、高速コーナーでのコーナリングスピードが低下するとしても、グレイニングはより深刻化する可能性があるとピレリは懸念している。またセクター1と同様の特性を持つ新しいアスファルトが広範囲に敷設されたことで、今年はより厳密にグレイニングを監視することが求められ、金曜日までには各チームが週末にどのような状況に直面する可能性があるかについて、より明確な見通しが得られるだろうとピレリは考えている。


 ピレリはレースの戦略の可能性について、次のように述べた。


「今回選出したタイヤのなかで最も硬いコンパウンドと最も柔らかいコンパウンドの両方の挙動を観察するのは特に興味深いだろう。C1が優れたグリップ力を発揮し、C3が上海で見せたような安定した性能を発揮すれば、3つのタイヤすべてがレース戦略を形成する上で重要な役割を果たす可能性がある」


 またこの時期の日本の気温が低いことを踏まえて、ピレリは、気温も重要な要素になると主張。昨年は気温が15度くらいで落ち着いていたが、今年は昨年よりも1週間早い時期の開催となる。もしコンディションが昨年と同じであれば、ピレリは熱によるデグラデーションは抑えられると説明し、1ストップ戦略でレースを完走できるかどうかはグレイニングの範囲と、それがパフォーマンスに及ぼす影響によると見ている。またピレリは、予選ではタイヤを適切な温度まで上げることが不可欠となるため、チームは予選の準備に細心の注意を払う必要があると主張した。

2025年F1第3戦日本GP スタート
2025年F1第3戦日本GP 決勝スタート


(Text : GrandPrix.com)


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