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ピレリからレーシングマネージャーのマリオ・イゾラが離脱へ。批判にも耳を傾けるオープンな姿勢に現場では高評価

2026年1月27日

 F1にタイヤを供給するピレリでレーシングマネージャーを務めていたマリオ・イゾラが、F1の2026年シーズン開幕前に同社を離れる見込みだ。イゾラはピレリとの契約終了後、イタリア自動車クラブ(ACI)のスポーツ部門に年内に加入し、運営に携わる予定だ。


 イゾラはピレリのF1における活動において不可欠な存在で、過去9シーズンにわたってグランプリ期間中のオペレーションを統括し、最終的にはレーシングディレクターとしてピレリのスポーツプログラム全体を管理した。チームやドライバーはピレリのタイヤを公の場で批判したこともあったが、ピレリはタイヤ開発を続けてきた。またレースをよりエキサイティングなものにするために、F1とFIAが求める“高性能でデグラデーションが小さいタイヤ”という制約のなかで、イゾラの対話能力は状況をコントロールするのに欠かせなかった。

 常に批判にも耳を傾け、オープンな姿勢でドライバーやチームと定期的にミーティングを行っていたイゾラは、F1パドックで最も評判のよい人物のひとりとなり、敵を作らなかっただけでなく、ピレリの利益を守るために自分の立場を貫いたことを誇りに思ってF1を離れることになるだろう。

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ピレリのディレクターを務めるマリオ・イゾラ

 イタリアの情報筋によると、少し前にピレリのマネージメント陣営に変更があり、イゾラの方針と独立性が疑問視されたという。そのことでイゾラは居心地の悪さを感じたようで、彼が他のプロジェクトに興味を持っているという噂が広まると、すぐにACIからスポーツ部門のエグゼクティブディレクター就任をオファーされた。


 このニュースがいくつかのイタリアメディアで報じられると、ACIは声明を発表し、新しい常任の事務局長が任命されるまで、今後数か月間はジャンカルロ・ミナルディがスポーツ部門を率いることになると明かした。これは、イゾラがピレリを離れるための交渉を終わらせ、次の挑戦に自由に挑めるようになるまでの数カ月の間、他の組織には加わらないよう求められていることに関係があるようだ。


 イゾラの後任については、ピレリの社内でマネージャーのひとりを昇格させるというのが最も可能性の高いシナリオだが、まだ誰の名前も挙がっていない。いずれにせよ、イゾラの後任となる人は誰であっても、重責を負うことになるだろう。イゾラのやり方はF1のあらゆる関係者から高く評価されており、後任の人物がFIA、F1、チーム、ドライバーから同じレベルの信頼を得るには、数年とは言わないが、数カ月は必要になるだろう。

マリオ・イゾラ(ピレリ レーシングマネージャー)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2025年F1第14戦ハンガリーGP予選 ポールポジションアワードを務めたマリオ・イゾラ(ピレリ レーシングマネージャー)と、ポールポジションを獲得したシャルル・ルクレール(フェラーリ)


(Text : GrandPrix.com)


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