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F1オーナーのリバティ・メディア、会長マローンの退任を発表。後任は現副会長ベネット
2025年11月1日
世界で最も影響力のあるメディア・コングロマリットのひとつであるリバティ・メディアの会長ジョン・マローンが、2026年1月1日で退任し、名誉会長に就任することが発表された。
F1の商業権を保有し、最近ではMotoGP事業にも進出したリバティ・メディアの会長職は、84歳のマローンから、長年の盟友であり現副会長のロバート・R・ベネットに引き継がれる。アメリカのケーブルテレビ業界の開拓者として巨万の富を築いたマローンは、名誉会長の座に就くということだ。

リバティ・メディアは、2017年、それまでF1のオーナーだったCVCキャピタルからF1を買収、その後、マローンの下でF1は爆発的な成長を遂げた。その原動力となったのは、放送戦略の強化と、Netflixのドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(栄光のグランプリ)』という文化現象であった。
さらにリバティは今年、MotoGPおよび関連選手権を統括するドルナスポーツを買収し、モータースポーツ界での地位をより一層確固たるものにし、ライブスポーツコンテンツにおける支配的な勢力としての地位を確立した。
マローンは、1970年代から1980年代にかけてケーブルテレビ大手へと成長させたテレコミュニケーションズ社(TCI)から分離する形でリバティ・メディアを設立した人物である。
後任のベネットは、1991年にリバティメディアの創業役員に就任し、1994年からはリバティ・メディアの取締役を務め、2025年1月1日に取締役会副会長に就任した。マローンの退任後、取締役会の執行委員会は、ベネット、デレク・チャン、チェイス・キャリーの3名で構成される。
(autosport web)
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