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技術指令は効いたのか。特別な要素は「存在しない」と主張したマクラーレンはレッドブルに追いつけず【代表のコメント裏事情】
2025年5月22日
2025年F1第6戦マイアミGPでマクラーレンが圧勝した後に行われた第7戦エミリア・ロマーニャGPでは、マクラーレンのマシンの優位性が注目された。フロントウイングの柔軟性やタイヤのウォータークーリングなど、ライバルチームが国際自動車連盟(FIA)へ確認したものの、いずれもマクラーレンに違反はないという結論に達していた。金曜日の会見で、そのことを尋ねられたアンドレア・ステラ代表は、こう語った。


「このテーマについて答える際、質問の角度を少し変えてみたいと思う。私たちにとって、ライバルたちが自身ではなく、私たちのクルマに存在するとされる要素に焦点を当てることは、非常に興味深いことだ。なぜなら、それらは実際には存在しないから、時間の浪費にしかならないからだ。仮にそれらが存在したとしても──たとえば、他のチームが採用しているような柔軟に動くフロントウイング──それはマクラーレンの競争力とは無関係だ。したがって、今後このような的外れな議論が増えることを願っているよ。なぜなら、それはライバルたちが間違ったことに焦点を当て続けていることを意味し、私たちにとって、それはいいニュースだからだ」

では、なぜマクラーレンは速いのか。ダウンフォースが安定して発生しているのか。またはサスペンションがほかのチームとは異なる形で機能し、低速域でのメカニカルグリップがいいのか。あるいはこれらの要素が組み合わさっているのか? ステラはこう続ける。
「ここで私が間違った答えを言って、ライバルを間違った方向へ導きたいところだが、私にはそれはできないし、真実を語ることも許されない。私がF1の長い経験で学んだことは、成功への近道はライバルを模倣することではなく、自分自身に集中し、基本に忠実であることだ。他人の動きに気を取られすぎないことだ」
金曜日の会見でこう語っていたステラだったが、マクラーレンは土曜日の予選でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に肉薄され、日曜日のレースではスタートでフェルスタッペンに逆転を許した後、フェルスタッペンのペースについていくことができないまま、優勝を逃した。
その最大の理由はレッドブルがエミリア・ロマーニャGPに持ち込んだいくつかのアップデートが功を奏したことだった。特にレッドブルが序盤戦で苦しんでいたタイヤのデグラデーション(劣化)がイモラでは好転していたことは、マクラーレン陣営にとっては予想外だっただろう。
さらFIAがエミリア・ロマーニャGPに向けて新たな技術指令を出していたことがレース後に判明した。それはタイヤとブレーキの冷却に関するもので、使用可能な材料や概念も含めた新たな指針をFIAが示したという。

もし、第9戦スペインGP以降もマクラーレンの速さが続くならば、ステラが言うように今回の新たな技術指令も的外れだったことになる。しかし、もしスペインGPからマクラーレンの優位性が損なわれるようになれば、イモラの金曜日にステラが語っていたことは、ライバルたちを煙に巻くための最後の悪あがきだったと思われても仕方がないことになる。果たして……。
(Text : Masahiro Owari)
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6/16(月) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

