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アストンマーティンF1 AMR23の特徴はサイドポンツーン上面のくぼみ。95%を再設計し「ゲームチェンジ」に挑む
2023年2月15日
マクラーレンF1がロンドンの南西に隣接するサリー州のウォーキングで17時から新車発表を開始した2時間後、ロンドンからクルマで1時間ほど北にあるノーザンプトン州にあるシルバーストン・サーキットに隣接するファクトリーで19時から新車発表会を行ったのがアストンマーティンF1だ。
ただし、そのファクトリーはジョーダン・グランプリから使用してきたものではなく、2021年に着工し、2023年の5月に完成する真新しいファクトリーの一部を使用して開催され、新車の発表だけでなく、新ファクトリーの先行お披露目会も兼ねていた。つまり、2023年の新車『AMR23』は、従来のファクトリーで開発・製造された最後のF1マシンとなった。
そのAMR23の開発を指揮したのは、2022年にレッドブルから引き抜いた空力エンジニアのダン・ファローズだ。マシンの開発は約1年前から開始されるため、ファローズにとって、このAMR23はアストンマーティンに移籍してから初めての作品となる。
多くのチームが発表イベントにカラーリングだけを変更した旧型マシンを持ち込むなか、アストンマーティンは2022年の最終戦アブダビGPで使用したマシンとも異なる、おそらく2023年型マシンそのものを発表会の会場に持ち込んだ今年最初のチームとなった。その新車を前に、製作を指揮したファローズは次のように語った。
「この新車は昨年のマシンから95%変更されている。フロントウイングとノーズは一新され、サイドポッドの傾斜はよりアグレッシブなデザインとなった」
ファローズが言うように、昨年のマシンではノーズの先端はフロントウイングの1枚目となるメインフラップではなく、2枚目のフラップから伸びていたが、AMR23ではメインフラップとノーズが接続。ノーズ先端の形状もやや丸みを帯びている。
またファローズは「エンジンカバーはより大きなロールフープインレットを含んだ昨年とは異なる仕様となっている」と新車を解説していた。それが何なを示すのかは、発表会のイベント中はわからなかったが、発表会がスタートした直後にメディアに配信された新車の写真を見てわかった。サイドポンツーンの上面が昨年のフェラーリ以上にくぼんでいるのだ。これは明らかにサイドポンツーンの下面だけでなく、上面の空気もリヤへ積極的に流す意図が感じられる。
チームオーナーのローレンス・ストロールは、このイベントのスピーチで何度も使用した言葉がある。それは「ゲームチェンジ」。発表会が行われた新しいファクトリーの総工費は約2億ポンド(約321億円)だったことを考えれば、ストロールの野望が決して口先だけでないことがわかる。その言葉を信じてファローズが移籍し、2023年シーズンから元王者のフェルナンド・アロンソも加わった。
果たして、ゲームチェンジはいつ起きるのか。もしかしたら、もう起きているのかもしれない。そんなことを思わせてくれた発表会だった。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |