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不運続きのルクレール「なんて一日だ!」故障による違反で降格、最速狙いのピットストップには否定的も、チームが強行

2022年8月29日

 2022年F1ベルギーGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは、パワーユニットおよびギヤボックスの交換でペナルティを受け、15番グリッドからスタート、最終的に6位を獲得した。


 2周目に9番手に浮上していたルクレールだが、右フロントブレーキダクトに捨てバイザーが挟まったことで、オーバーヒートが起こり、3周目にピットに戻らなければならなかった。17番手から追い上げを再開、44周のレースの31周目に5番手まで上がった。


 42周目、チームはルクレールのタイヤをソフトタイヤに交換し、ファステストラップを狙うことを決めた。後ろのフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とのギャップから考えて、ぎりぎり順位を落とさずにピットストップを行えるとの判断だった。これを伝えられた時、ルクレールは「リスクを冒したくない」と述べる一方で、チームの判断に従うと答えた。


 ルクレールがコースに復帰した際、アロンソのすぐ前の位置であり、すぐさま抜かれてしまった。ファイナルラップでルクレールはポジションを取り戻したが、ファステストラップを記録することはできず。さらにピットストップ時にピットレーンの速度違反(1.0km/hの超過)により5秒のタイムペナルティを科され、6位に降格された。

2022年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2022年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

 この戦略についてマッティア・ビノット代表は、『Sky Sports』に対して次のようにコメントした。


「我々は正しい決断をした。最大限の結果を出すために、勇敢に挑戦する必要があるからだ。あの時、フェルナンドとの間にギャップがあった。非常にタイトであると分かっていたが、(後ろに落ちたとしても)新品タイヤでDRSを使えばオーバーテイクできることも分かっていた」


「だから最終的にあれは正しい選択だったのだ。だが、ファステストラップを記録できなかったので、それがなぜなのかについては調査する必要がある」


 レース直後、ルクレールは、ピットレーンの速度違反は「不運などではなく、自分の過失」と述べていたが、ビノット代表は、速度センサーの不具合によるものであると明かした。レース序盤のオーバーヒートがセンサーに影響したということだ。


「スピードを超過したが、あれはぎりぎりのラインだった。運が悪かった。速度計測の通常のセンサーが、オーバーヒートの際に故障してしまったのだ」


 ベルギー終了時点でルクレールはドライバーズ選手権におけるランキングを2位から3位に落とし、首位マックス・フェルスタッペンとの差は98点に広がった。

2022年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)のピットストップ
2022年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)のピットストップ

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=6位
15番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム→ソフト


 スタートはうまくいったけれど、3周目についてないことに捨てバイザーがブレーキダクトに入りこんでしまい、9番手を走行していたのに、ピットに入らなければならなかった。この出来事で大きく後退することになった。その後は、難しいレースになると分かっていた。


 マシンの感触はまずまずだった。でも、ライバルたちと比較すると、ペースが足りなかった。彼らは今週末に向けて大きく進歩したね。このギャップを縮めるために努力する必要がある。


(自身のSNSでコメントし)1周目に9番手を走っていたら、捨てバイザーがブレーキに入り込んで右フロントブレーキがオーバーヒート、捨てバイザーを取り除くためにピットストップ、5番手まで浮上したら、最初の問題によってセンサーが燃えたことが原因で、ピットレーンで速度超過が起き、5秒加算のペナルティを受けた。なんという一日だ!



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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