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アルファタウリF1代表、FIAのポーパシング問題介入に言及「彼らが指標を作れば負担を減らす方法を見つけられるかも」

2022年6月21日

 アルファタウリF1のチーム代表であるフランツ・トストは、F1の新世代マシンの乗り心地が悪いと不満を漏らしているドライバーについて、泣き言を止めるか「家にいる」かのどちらかにするべきだと述べている。


 マシンのポーパシング、バウンシング、ボトミングや、それらがドライバーの健康に及ぼす長期的な影響についての現在進行中の議論は、収まる気配がない。FIAは、安全性を理由にF1第9戦カナダGPに先立って発行された技術指令書によって、最終的にこの厄介な現象が解消することを望んでいる。


 しかしその間にもトストは、アザや打撲について不満を言っているドライバーは、自チームのピエール・ガスリーも含め、自宅のリビングルームからF1を見ている方がいいいのではないかと述べている。


「ここにあるのはF1マシンだ」とトストは語った。「ロールス・ロイスではない。ドライバーはそのことを知っておくべきだ」


「マシンがドライバーたちにとって硬すぎたり難しすぎるのであれば、彼らは家にいてリビングルームの椅子に座っているべきかもしれない。よく知らないが、テレビかなんかでレースができるのだろう」


「一方で、彼らにとってそれほど簡単なことではないことを私は理解している。また一方で、これはF1マシンだ」


「『ウイングカー』が登場したときのことを覚えている。あるドライバーが日曜日の夜に来てこう言った。『明日は歯医者に行かなければならない。このマシンはドライビングがとても難しく、コーナーで歯の詰め物が取れてしまうからだ』とね。今に始まった話ではない」

フランツ・トスト(アルファタウリ チーム代表)
2022年F1第9戦カナダGP金曜会見 フランツ・トスト(アルファタウリ チーム代表)


 トストは、ドライバー側が取れる解決策は、より激しいトレーニングをして、身体の抵抗力のレベルを上げることだと考えている。しかしその一方で、FIAが原因究明に介入することも提言している。


「まず、ドライバーは首の筋肉と大臀筋のトレーニングをさらに行わなければならない。それは確かに役に立つ」


「そしてFIAはこの技術司令書を出した。当然ながらこのことは、どれだけ大きな力がかかるのかを究明する助けになる。そして彼らが指標を作れば、我々はバウンシングとドライバーにかかる力を削減する方法を見つけることができるかもしれない」


「これがどれだけ制御可能なのかはまだ分からない。だがスクーデリア・アルファタウリはFIAをサポートし、彼らにデータを提供する。そして結果がどうなるのか見ていくことになる」


 トストは、チームが対処しているポーパシング現象は、F1が新レギュレーションを立案し、グラウンドエフェクトの空力コンセプトを再び導入したときに予想されていたことだったと明らかにした。


「この新レギュレーションが制定されたとき、マシンがドライブしやすいものにはならないということは最初から明らかだった」


「なぜか? なぜならこのフロアはある種のベンチュリ効果が出るので、マシンのセットアップをかなり硬くし、地面にぎりぎりのところまで近づけ、フロントとリヤのライドハイトを相当低くする必要がある。マシンのセットアップができる限り低く硬ければ、少なくともパフォーマンスを出せる」


「それに加えて、タイヤは18インチだ。したがってタイヤによる減衰が減るのは明らかで、マシンはもはや以前ほど快適ではなくなる」

角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第9戦カナダGP 角田裕毅(アルファタウリ)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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