F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【動画】2022年のF1マシンを改めてチェック。メルセデスが新車W13の開発ポイントを語る

2022年3月18日

 9年連続のコンストラクターズタイトルを狙うメルセデスF1。チームが新たに公開した動画では、テクニカルディレクターのマイク・エリオットと、パワーユニット(PU)部門の責任者であるハイウェル・トーマスのふたりが、2022年型マシン『W13』について語っている。


「ノーズの先端からマシンの後端まですべてが新しい」とエリオットが語るように、大幅なレギュレーション変更により、W13は2021年型マシン『W12』から大きく変貌を遂げた。


 しかし、エリオットは空力パーツなど外見上の特徴以上に、「根底にあるマシンの形状や構造を適切なものにする」ことに取り組んだと語る。つまり、理想的な空力パッケージを獲得するために、ギヤボックス、サスペンション、電気系統など車体の基本レイアウトを最適化することが、開発のキーポイントとなったという。


 こうして実現したのが、W13のスリムなボディ形状だ。サイドポッドは小さく絞られ、バーレーンテストに持ち込まれたアップデート版では、ほとんどサイドポッドが存在しないように見えるほどだった。


 もちろん、開口部が狭くなればなるほどパワーユニットの冷却は難しくなる。エリオットは詳細を語りこそしなかったが、パワーユニット部門と協働でエキゾーストと冷却システムのレイアウトを検討し、この形状を可能にしたという。そのため、これに合わせる形でパワーユニットのフロント側の形状も「これまでとは完全に異なる」ものになったと、その開発を担うトーマスは語っている。


 さらにパワーユニットに関して言えば、バイオエタノールの割合を10%に引き上げたE10燃料を使用することと、2025年まで開発が凍結されることが新レギュレーションで決まっている。


 これまでパワーユニットの性能で優位に立ってきたメルセデスにとっても、新燃料によるパワーダウンに対応しながら、この先4シーズンを見据えたパワーユニットを開発することは難しいチャレンジだったようだ。エリオットが指をクロスするジェスチャーで示したように「祈るしかない」というのが正直なところかもしれない。


 とはいえ、ふたりは動画の最後で揃って新シーズンへの期待感を期待感を示した。どのチームもレギュレーションへの最適解を見いだせず、発展途上にある現状では、「シーズンの初めにトップを走っていたマシンが、終わるころには全く違う場所にいることもあり得る」とトーマスは言う。


 当事者であるメルセデスがバーレーンテストで大幅なアップデートを施したように、今後の開発によりマシンの形状と勢力図はさらに変化していくだろう。しかし、それがシーズンを面白くすることは間違いなさそうだ。

■The Biggest Changes for F1 2022: W13 Explained!



(autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP