最新記事
- F1、フォーミュラE、ヒストリック。2024年モ...
- F1中国GP FP1:唯一のフリー走行はストロール...
- 【タイム結果】2024年F1第5戦中国GPフリー走...
- 5年ぶりのF1中国GPで、ドライバーたちが路面...
- 複数のチームから関心が向く角田には「ベスト...
- レッドブルF1のエイドリアン・ニューウェイに...
- 鈴鹿を走り込んだ岩佐に期待したRB。FP1デビ...
- グランプリのうわさ話:F1にも導入が計画され...
- 【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】...
- レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か...
- 初の中国GPに臨む角田裕毅。手強い週末を予想...
- 海外ライターF1コラム:24戦の理不尽なカレン...
ホンダF1田辺TD会見:サウジアラビアは「経験したことのないレイアウト」PUの使い方、全開率の変化は大きいと予想
2021年12月3日
初開催のF1サウジアラビアGPはサーキット自体が完成したばかりなのに加え、平均時速250km超という市街地コースとしては最速のコースレイアウト、さらに27のコーナー数は全22戦中最多、1周の長さもスパ・フランコルシャンに次ぐ2番目と、未知の要素満載だ。
それだけにホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「これまでに経験したことのないコース」「(初日セッション後の)迅速なデータ分析、最適化作業が、今まで以上に求められる」と、緊張感を滲ませていた。
────────────────────
──今季も残すところサウジアラビア、アブダビの中東2連戦となりました。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):サウジは初開催、そして市街地コースですが、かなりの高速コースに設計されています。明日からの走行でデータを取ってみないとわからない部分も多く、迅速なデータ分析、最適化作業が、今まで以上に求められる週末になると思います。
──メルセデス、ルイス・ハミルトンとの戦いも非常に接戦です。
田辺TD:初めてのサーキットのここをきっちり戦って、弾みをつけて最終戦に向かいたいと思っています。
──サーキットの工事の遅れが話題になっていましたが、開催前日の現在どんな状況でしょう?
田辺TD:コースはまだ歩いていないので状況はわかりませんが、一応完成はしているようです。一方の付帯設備に関しては、ものすごい勢いで今も工事中です。できているとは、とても言い難い。各チームのオフィスとかガレージ内部はできていますから、業務に差し支えるレベルではないです。でもパドッククラブとか周辺のフェンスとか、その辺は完全に工事中ですね。
──明日が初走行で、舗装状態とかオイルの出具合とか、実際に走ってみないとわからない?
田辺TD:そうですね。しかもFP1が日中で、FP2、予選、レースが日没後ですから、路面変化も前戦カタール同様に大きいでしょうね。その辺りの合わせ込みも、大切になりそうです。
──路面温度が相当高くなりそうですが、舗装がタイヤで剥がされる懸念はありますか?
田辺TD:そこまでの話は出ていないですね。昼間暑すぎると、そういう可能性はないとは言えないですが、どうなんでしょう。
──高速市街地サーキットで、レイアウト的にサウジアラビア特有の難しいところはありますか。
田辺TD:走ってみないとわかりませんが、これまで経験したことのないレイアウトですね。往復が高速で繋がれたサーキットで、高速コーナーもあまり舵角が付かない。低速もあるし多彩な組み合わせがあって、そこに路面コンディション、搭載燃料の重量、タイヤの状態が加わって、パワーユニットの使い方は幅が大きいだろうと予想しています。
──具体的には、スロットルの開け方が変わってくるのでしょうか?
田辺TD:そうですね。全開率が変わってくる。タイヤの負荷のかかり方で、予選では行けるところでもレースで抜かないといけないなど。全開率の変化度合いは、大きいだろうと予想しています。
──1周が長い上に、全開率が高い。エネルギーマネージメントは非常に難しいと思いますが、その辺りの見切りはシミュレーションである程度ついていますか?
田辺TD:はい。シミュレーション上で当てはつけています。ただ路面のグリップ状況、オイルの浮き方も含めて、どこまで路面が向上するのか予測は難しいですね。想定した上で基本セッティングはしていますが。
──ウイリアムズのヨースト・カピート代表が新型コロナウイルス陽性で来られなくなったり、一方でオミクロン株の蔓延も警戒されています。そんななかでのF1開催ですが、バブル規制はここでも変わらない?
田辺TD:まったく変わらないですね。カタールもそうでしたが、中東に来るとまず専用アプリを入れて常時持ち歩く。ホテルに入る際も、アプリに表示される陰性証明を提示しないと入れないとか、その辺りは国として徹底しています。そしてF1は今までと変わらない状況で進んでいます。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |