F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

リカルド、1周目の接触は「僕が楽観的だった」と悔やむ。スピンを喫したボッタスには謝罪/F1第18戦

2021年11月10日

 マクラーレンのダニエル・リカルドは、2021年F1第18戦メキシコGPで「長くつらい午後」を過ごすはめになったと語った。メキシコGP決勝レースの1周目にバルテリ・ボッタス(メルセデス)と接触したことで、ふたり分のレースを台無しにしてしまったのだ。


 7番グリッドから良いスタートを切ったリカルドは、メルセデスのふたり、ボッタスとルイス・ハミルトンのすぐ後ろにつけてターン1へ差しかかり、コースのイン側から右へ曲がろうとぎりぎりのところでブレーキをかけた。


 しかし、内側へ曲がったボッタスの後方にいたリカルドは、少々楽観的に動いてしまったようだ。2台は接触してボッタスがスピンを喫し、リカルドのマシンもフロントウイングにダメージを受けた結果、ふたりは順位を大きく下げてしまった。

ダニエル・リカルド(マクラーレン)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第18戦メキシコGP 1周目、ターン1でリカルドが前を走るボッタスに接触。ボッタスはスピンを喫した


「とてもつらいレースになってしまった。ふたりとも、1周目のあとはね」と、リカルドは意気消沈して語った。


「スタートが良くて、スリップストリームに入れた。とてもいい感じだった。ターン1に差しかかるところで、僕は(セルジオ・)ペレスと並んでいたと思う。最初にロックアップしてしまい、態勢を立て直そうとした」


「ロックしたのはターン1の入口手前付近だった。その後、もう一度立て直した。そしてバルテリがエイペックスに近づいた。それから僕、ペレスの順だったと思う。そこは、全員が通過するには十分なスペースではなかった。それでも、思っていたよりはるかに小さな接触だったんだ」


 メルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフは、リカルドの動きについて、明白なペナルティ対象のように見えたにもかかわらず、スチュワードがアクションを起こさなかったことに驚いたという。


「そうだ、これはスチュワードが調査すべき案件だ。今にして思えば、彼らがペナルティの可能性を検討しなかったのは驚きだ」


 実際にリカルド自身、リプレイを見て何が起こったのかを詳しく理解するまでは、自分に制裁が下されなかったことに驚いているようだった。


「当然、(ボッタスを)突いたのは僕だ。何はともあれ、彼に会って謝罪したよ」とリカルドは明かした。


「スチュワードがあれをレーシングインシデントと判断した理由は分かるけれど、いずれにしてもあんな風にレースを進めたかったわけじゃない」


「正直に言って、リプレイを見るかぎり、あれはファーストラップのインシデントだし、おそらく僕が楽観的に考えていたんだと思う。けれど、あのような隙間を見つけて自分が突っ込まなければ、他の誰かがそうしていただろうし、そうなれば自分が貧乏くじを引いてしまう」


 インシデントを受けて、ふたりのドライバーはともにピットインした。レースに復帰してからは最後までボッタスを寄せつけなかったリカルドだが、結局一度もトップ10に入れずに終わった。


「これは悔しい結果だ。もちろん、こうしたことはF1につきものだし、1周目のようなインシデントだって起こり得る」


「それから、マシンはすごくもろいものだ。接触する角度によっては多くの部分を損傷してしまう。わずか数秒で、自分のレース展開が大きく変わってしまう。ときに、このスポーツの厳しい部分、つらい部分だとも言える」


「僕たちはマシンに若干のダメージを負った。それでもバルテリを退けることはできたけれど、その後のポジション争いには加われなかった。ふたりともに、長くつらい午後を過ごすはめになってしまった」

ダニエル・リカルド(マクラーレン)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第18戦メキシコGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP