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ピレリ、タイトル決定のハミルトンを祝福「見事なタイヤマネジメントは、この偉業達成に重要だった」
2020年11月16日
プレスリリース
2020 トルコグランプリ 決勝
ハミルトン、Cinturato(チントゥラート)グリーン・インターミディエイトの卓越した性能を活かし、歴史に名を刻む
2020年11月15日、イスタンブール
キーポイント
・メルセデスのルイス・ハミルトンが、非常にトリッキーな展開となったトルコグランプリを制し、ドライバーズタイトル4連覇達成とともに、史上最多タイとなる7度目のワールドチャンピオンに輝きました。チントゥラートブルー・フルウエットタイヤで8周を走行したハミルトンは、チントゥラートグリーン・インターミディエイトへ交換し、フィニッシュまでの50周を走行しました。レーシングポイントのセルジオ・ペレス、アルファタウリのダニール・クビアト、そしてハミルトンの3名のみが1ストップ戦略を採りました。
・チントゥラートグリーン・インターミディエイトでスタートしたウィリアムズの両ドライバー以外の全員が、チントゥラートブルー・フルウエットタイヤでスタートしました。
・クロスオーバーポイント(インターミディエイトがフルウエットよりも速くなるポイント)は、スタート後10周前後に訪れ、大半のドライバーにインターミディエイトへの交換を促しました。その後、大半のドライバーが再度フレッシュなインターミディエイトへ交換しました。
・インターミディエイトでスタートしたウィリアムズのジョージ・ラッセルは、オープニングスティント最長の32周を走行しました。第2スティントでは、ハミルトンがインターミディエイトで50周を、ペレスがインターミディエイトで48周を走行しました。
・スタート前には雨が降り、気温13℃前後の低温のコンディションが継続しました。レースの進行に伴って路面は乾いていきましたが、滑りやすい路面とレース終盤に降雨の予報もあったことから、スリックタイヤへ交換するドライバーは皆無でした。
各コンパウンドのパフォーマンス
・インターミディエイト:レースの大半で使用されました。また、ウイリアムズのみがインターミディエイトでスタートしました。第2スティントでは、全ドライバーがインターミディエイトを装着しました。その後のピットストップは、タイヤの摩耗度合いに依存しました。そのような中、ハミルトンは、インターミディエイトで50周を走行しました。このタイヤは中古のセットだったことから、正確には53周を走行したことになります。
・フルウエット:大半のドライバーがフルウエットでスタートしましたが、使用された周回数は、58周で行われるレース中のわずか10周前後でした。レッドブルのアレクサンダー・アルボンは、フルウエットで最長となる12周のオープニングスティントを走行しました。
ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「6番グリッドからのスタートで優勝し、7度目のタイトルを獲得したルイス・ハミルトンを祝福します。ハミルトンの見事なタイヤマネジメントは、この偉業達成に大変重要なことでした。ハミルトンは1回のストップのみを行い、インターミディエイトをフィニッシュまでにスリックタイヤのように変え、タイヤの能力を最大限に引き出しました」
「最初から非常に複雑なレースになることは明らかで、スタート時のウェット路面が徐々に乾いていくなか、不安定な天候状態に対応することが不可欠となりました。クロスオーバーポイントの見極めが鍵となりました。その最初のポイントは、フルウエットからインターミディエイトへの交換の判断でした。次に、レース後半、スリックタイヤがグリップする路面になっているか、もしくは再度インターミディエイトへ交換するかの判断でした」
「フルウェットからインターミディエイトへのクロスオーバーポイントの判断は、昨日のデータもあり、比較的シンプルでした。しかし、非常に稀なコンディション下、2回目のピットストップでのこれらのことを決めるのは、非常に複雑だったと思います」
■2020年F1第14戦トルコGP レースインフォグラフィックス
■コンパウンド毎のラップタイム上位
・インターミディエイト
ランド・ノリス:1分36秒806
バルテリ・ボッタス:1分38秒193
マックス・フェルスタッペン:1分38秒431
・フルウエット
マックス・フェルスタッペン:1分48秒610
アレクサンダー・アルボン:1分50秒423
カルロス・サインツJr.:1分51秒671
■最長スティント
・インターミディエイト:ルイス・ハミルトン 50Laps
・フルウエット:アレクサンダー・アルボン 12Laps
(ピレリジャパン プレスリリース)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |