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マクラーレン、フェラーリF1に「“倫理的義務”に沿ってFIAとの機密合意の内容開示を」と要求

2020年4月30日

 マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、フェラーリに対し、2019年シーズンのパワーユニットについてFIAと交わした極秘の和解合意の詳細を明らかにするよう異議を申し立てている。


 2019年シーズン後半、フェラーリはパワーユニットの燃料流量規則に違反しているのではないかという噂が流れ、FIAは調査を行った。今年の3月にフェラーリとFIAが和解合意に達し調査は終了となったが、この合意の内容が明かされなかったため、ライバルチームの怒りを買った。


 最終的にFIAは、システムの複雑さが原因でフェラーリが規則に違反したかどうかを証明することができなかった。FIAのジャン・トッド会長はフェラーリとの合意について、フェラーリの承認がある場合のみ合意の内容を開示する意思があると話している。


 最近ではフェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2021年の予算制限の上限を削減するという試みについて、チームスタッフを守るためのチームの“倫理的義務”を訴えていた。


 ブラウンはフェラーリに対して、合意の内容を白状するよう促している。先週、選ばれた複数のメディアとともに行われたビデオ会議で、ブラウンは次のように語った。


「私は“倫理的義務”を持つことを全面的に支持する。そしてそれに沿って、彼らのエンジンが規則に違反していると主張された件について、機密合意の背景にある詳細は何なのかをマッティアが我々に共有してくれたら、素晴らしいことだ」

マクラーレンCEOザク・ブラウンとフェラーリ代表マッティア・ビノット
マクラーレンCEOザク・ブラウンとフェラーリ代表マッティア・ビノット


 フェラーリとFIAの和解合意については、フェラーリと、フェラーリ製パワーユニットを使用するアルファロメオとハース以外の7チームが合同で声明を発表し、和解の内容を明らかにするよう求めていた。


 当初はメルセデスがこれを率いていたが、後にメルセデスは合同で声明を発表した他チームから離れることを決断。伝えられるところによると、フェラーリの会長であるジョン・エルカーンと、メルセデスの親会社ダイムラーのCEOを務めるオラ・ケレニウスが会談を行い、手を引くことを決めたという。


 だが、トップ3チームの一角であるレッドブルは現在も追及をやめていない。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、「全体として後味が悪い」と述べた。


「我々にとって、問題は多額のお金だ」


「我々が選手権を2位で終えるか3位で終えるかによって、2000万ドル(約21億3067万円)の違いが生まれるし、それに基づいて各従業員の追加のボーナスの支払いがある。この件をそのままにしておくことはできない」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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