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フェラーリが今年初の首位。メルセデスは油圧のトラブルで停止、半日を失う/F1第2回テスト2日目

2020年2月28日

 2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目が開催され、10チーム13人のドライバーがそれぞれのニューマシンで周回を重ねた。トップタイムをマークしたのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルだった。


 スペイン・バルセロナで前夜に雨が降ったため、2月27日のテストは路面が濡れた状態でスタート。序盤はインターミディエイトタイヤのコンディションだったが、午前セッションのなかで路面が乾いていき、各マシンがスリックタイヤへと切り替えて走行できるようになった。


 この日は赤旗が午前に3回(アントニオ・ジョビナッツィ、マックス・フェルスタッペン、ベッテルのアクシデント)、午後に1回(ルイス・ハミルトンのアクシデント)提示された。

■フェラーリのベッテルが最速も、5日間総合ではメルセデスに届かず

 ベッテルがフェラーリSF1000で1日を通して走り、145周のなかで1分16秒841(C5タイヤ)をマークした。午前に記録したこのタイムでトップに立ったベッテルは、午後のセッション終了までそのポジションを維持した。フェラーリがテストでトップタイムを出したのは今年初めてのこと。5日間総合ではメルセデス勢に続く3番手となるが、ここまで最速のバルテリ・ボッタスのタイムとは約1.1秒離れている。


 ベッテルは午前中にターン5でグラベルに飛び出し、赤旗をもたらしている。

2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

■アルファタウリ・ホンダのガスリーが2番手。139周を走り充実の一日

 アルファタウリ・ホンダで1日を走行したピエール・ガスリーが2番手。ガスリーは午後のセッション終盤に、ベッテルの最速タイムから0.225秒差の1分17秒066(C5タイヤ)をマークした。139周を走りこんだガスリーは、いいテストデーを過ごせたと述べている。

2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

■レーシングポイントのストロールがC3タイヤで3番手

 3番手はレーシングポイントのランス・ストロール。1分17秒118(C3タイヤ) が自己ベストで、ベッテルの最速タイムから0.277秒差のタイムをハード寄りのタイヤで出した。130周を走り切ったストロールは、マシンの感触は非常によかったと述べている。

■ルーキーのラティフィ、デビュー前最後のテストで最多周回を走行

 ウイリアムズのニコラス・ラティフィが、1分17秒313(C5タイヤ)で4番手に入った。前日はメルセデス製パワーユニットのトラブルで走行時間を失ったラティフィだが、この日は全ドライバー中最多の160周を走り、挽回を果たした。ルーキーのラティフィにとって、この日がF1デビュー戦前に走行する最後のチャンスであり、レースへの準備に念入りに取り組んだ。

■マクラーレンのノリス、開幕戦に備えてレースシミュレーション

 5番手に続いたのはマクラーレンのランド・ノリスで、113周のなかで1分17秒573(C3タイヤ)をマークした。ノリスはショートランを繰り返すとともに、レースシミュレーションも行い、開幕戦に備えた。

2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目:ランド・ノリス(マクラーレン)
2020年第2回F1プレシーズンテスト2日目:ランド・ノリス(マクラーレン)

■レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、濡れた路面でコントロールを失いコースオフ

 レッドブル・ホンダは午前にマックス・フェルスタッペン、午後にアレクサンダー・アルボンを起用してテストを進めた。フェルスタッペンは31周のなかで1分17秒738(C2タイヤ)をマークし6番手、アルボンは61周を走り、1分18秒393(C2タイヤ)で10番手だった。


 フェルスタッペンは、最終シケインでスピン、さらにターン5でコースオフした際にグラベルから抜け出せず、そのままマシンをとめた。赤旗でセッション中断となり、マシンはトラックでガレージに運ばれたが、フェルスタッペンは午前セッション終盤にコースに復帰している。最後のスピンの原因は、濡れた路面で滑ったため、と説明した。

2020年F1第2回バルセロナテスト2日目 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

■メルセデス、トラブルでエンジンがシャットダウン。ハミルトンが最下位に

 メルセデスのバルテリ・ボッタスが午前に、ルイス・ハミルトンが午後に走行した。ボッタスは、コースオフする場面もあったものの、47周を走って1分17秒985(C3タイヤ)で7番手。ランチタイム後、走行スタートが少し遅れたハミルトンは、コースに出て14周でトラブルによりコース脇にマシンをとめた。メルセデスは、油圧の問題のため、エンジンが予防措置としてシャットダウンしたと説明している。ハミルトンはそのまま走行を切り上げ、タイムは1分22秒425(C3タイヤ)で13人中最下位となった。

■ルノー、エンジンの信頼性に満足

 ルノーのエステバン・オコンが8番手、ダニエル・リカルドは11番手だった。午前担当のオコンは37周を走り、1分18秒013(C4タイヤ)、午後にマシンを引き継いだリカルドは1分18秒395(C3タイヤ)をマークした。エンジンテクニカルディレクターのレミ・タファンは、「今回のテストではエンジンの信頼性の面に集中しており、自分たちの仕事には満足している」と述べている。

■ハースのケビン・マグヌッセン、レースシミュレーションを完了

 ハースのケビン・マグヌッセンは、111周を走り、1分18秒225(C3タイヤ)で9番手となった。マグヌッセンは、レースシミュレーションを行い、開幕戦への準備を整えた。

■クラッシュのジョビナッツィ「僕のミス」

 アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィがC39のテストを担当した。ジョビナッツィは路面コンディションがよくない時間帯にターン4でスピン、ウォールにヒットし、この日最初の赤旗をもたらした。ジョビナッツィはリヤウイングを壊したものの、自力でピットに戻り、午後には走行を再開した。ジョビナッツィは「路面が濡れている時にミスをしてしまった」と述べている。





レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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