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「カナダGPの真の勝者はセバスチャンだ」フェラーリF1代表、ベッテルのミスを認めるも“悪い意図はなかった”と主張

2019年6月10日

 フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1第7戦カナダGPでレーススチュワードが下した判定にかかわらず、カナダGPの真の勝者はセバスチャン・ベッテルだと主張した。


 決勝レースの後半、トップを走っていたベッテルはターン3でオーバーラン。その後、2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)と危うく衝突しかける危険な形でコースに復帰したとして5秒ペナルティを科され、勝利を失った。


 スチュワードはこのインシデントに関するFIAの公式声明において、「スチュワードは証拠のビデオ映像を再検討し、5号車(ベッテル)がターン3でコースを外れたと判断した」と説明した。


「(ベッテルは)ターン4で安全ではない形でコースに復帰し、44号車(ハミルトン)をコース外に押し出した。44号車は衝突を避けるためのアクションを取らなければならなかった」


 しかしその判定は、ビノットの考えを変えることはなかった。


「判定を下すのは我々(チーム)ではない」とビノットはSky Sport F1に語った。


「だが大勢の人々はみんな、それが間違った判定だと考えているようだ」


「彼(ベッテル)はミスを犯した。タイヤは限界寸前で、芝生の上にいたのだから、コースに戻るのにグリップがまったくなかったのだ。だから他に何もできることはない。それが彼のやったことだ」


「その状況でセバスチャンができることは何もなかった。彼は自分がやったことに対してなんら悪い意図を持っていなかったと思う」


「我々は今日勝ったのだ。実際のところ、今日我々はコース上で最速だったし、それが重要なことだと考えている」


「彼は、チェッカーフラッグを受けるまでレース全体を通してトップに居続けた。我々にとっては彼が勝者だ」


「彼はすべての周回とコーナーのひとつひとつで限界の走行をした」


 ベッテル自身は、初めはチーム無線で激しく怒りをぶちまけ、パドックに戻るとその怒りをFIAの担当者に向けた。ただ、最終的にベッテルはフェラーリのプレス担当者に説得されて、表彰台へ向かった。


 メディア対応を行う頃には気分を落ち着かせていたベッテルだが、ビノットは、不公平な判定に対するベッテルの反応が残念なものだとは思っていない。


「ドライバーとして良い兆候だ。彼はハングリーだ」


「彼はそのことを土曜日の予選と今日のレースで証明して見せた」


「我々は全員がハングリーだ。そのことがこれからの数週間や数カ月、そして今後のレースでも役に立つことは間違いない」


「チームとして我々は競争力を発揮してきたし、勝つためにレースを戦っている。この件が後押しとなるだろう。シーズンはまだ終わっていないのだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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