Toro Rosso関連記事
- リカルド18番グリッドから12位「パニックにな...
- 今季初入賞を喜ぶRB代表「裕毅は速さを発揮し...
- リカルド、トラックリミット違反でQ1敗退「18...
- 角田裕毅が今季ベストの予選8番手「安定した...
- 角田裕毅10番手「今季ここまでで一番好調な初...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第1/2戦...
- 【角田裕毅F1第2戦分析】ライバルの戦略に阻...
- リカルド、ピットストップでの遅れで最後尾に...
- 角田裕毅15位「予選と違ってペースに苦しんだ...
- 角田裕毅、ピットアウト時の危険行為でペナル...
- 【角田裕毅F1第2戦展望】混戦のQ2を突破、9番...
- リカルド、期待外れの予選に困惑「バーレーン...
トロロッソ・ホンダF1密着:鬼門のモンツァで苦戦するガスリーと手応えを掴むハートレー
2018年9月1日
F1第13戦ベルギーGPに続いて、2週連続開催の2戦目の第14イタリアGPは、ベルギーGP同様、高速サーキットが舞台となる。しかし、この高速ラウンド2連戦は、同じ高速でもキャラクターが違う。
スパ・フランコルシャンは、確かにセクター1とセクター3が全開率が高い高速セクションだが、セクター2には中速コーナーが連続するテクニカルセクションがある。そのため、2018年のベルギーGPではセクター2を重視したチームが何台かいた。
そのためトロロッソ・ホンダの弱点であるストレートでのスピードがうまく隠されて、ピエール・ガスリーが9位に入賞した。
しかし、モンツァには中盤にレズモという中速コーナーが2つあるだけで、あとはほとんどがシケインと直線。
基本的な空力のセッティングはできるだけ空気抵抗を減らしたロウ・ダウンフォース仕様となる。その空力パッケージでいかにブレーキングを安定させ、シケインの立ち上がりで早くトラクションがかけられるかが勝負となる。したがって、スパとは異なるアプローチでセットアップを進めていかなければならない。
ところが、このモンツァは、トロロッソとホンダにとって、鬼門ともいえるサーキットだった。
まずホンダだ。2015年にF1に復帰したホンダには、まだポイントを獲得できないでいるサーキットが6つある。オーストラリアGP、中国GP、カナダGP、フランスGP、日本GP、そしてイタリアGPだ。
日本GPが行われる鈴鹿サーキット以外は、みなストレートがメインのコース。つまり、4つのPU(パワーユニット/エンジン)マニュファラクチャーの中で依然として、後塵を拝しているホンダにとっては、パワー不足が結果に出やすい。
パートナーのトロロッソに至っては、2014年から入賞を逃しているだけでなく、予選でQ3にも進めていない。
つまり、トロロッソの車体はロウ・ダウンフォース仕様の空力パッケージにしても空気抵抗が大きくて直線でスピードが伸びないか、ロウ・ダウンフォース仕様だとブレーキングが不安定になったり、トラクションがかかりづらいという特性があるのかもしれない。
■クルマのバランスに苦戦するピエール・ガスリー
イタリアGP初日、14番手に終わったガスリーがまさにそうだった。
「クルマがあまりいい感触じゃなかった」というので、「どのへんが?」と尋ねると、「ブレーキングのスタビリティがなくて、コーナー立ち上がりでもトラクションが不足していて、リヤが予測不能だった。クルマのバランス変化も激しかった」と言う。
ブレンドン・ハートレーはガスリーほどセットアップに不満はなかったが、トラブルによって走行時間が限られたことにフラストレーションを抱えていた。
「ボティワークにちょっと問題があって、ガレージで足止めされた」(ハートレー)
セッション後にホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターに確認すると、「カウルの止め金具に不具合があった」という。トラブル自体はマイナーなものだが、ロングランができないという結果は、レースに向けて決して小さな問題ではない。
ただし、ハートレーは「僕らは戦える位置にいる」と前向きだ。
じつは、この日のハートレーの最高速は時速339.5kmと全体で3番目に速かった。スピードはある。あとはセッティングをどうまとめるかだ。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
3/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
3/23(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
3/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 51 |
2位 | シャルル・ルクレール | 47 |
3位 | セルジオ・ペレス | 46 |
4位 | カルロス・サインツ | 40 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 28 |
6位 | ランド・ノリス | 27 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 16 |
9位 | ランス・ストロール | 9 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 8 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 97 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 93 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 55 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 26 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 25 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 6 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第3戦 | オーストラリアGP | 3/24 |
第4戦 | 日本GP | 4/7 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |