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角田裕毅「F1を諦めるつもりはない」コンディションは自己最高。F1の“現状”を把握するため他の選手権には参戦せず

2026年4月10日

 激しい”椅子取りゲーム”が繰り広げられるF1において、チームから外されることはしばしばキャリアの終焉を意味する。しかしオラクル・レッドブル・レーシングのリザーブドライバーを務める角田裕毅にとって、2026年シーズンは再充電の年となる。


 レッドブルに昇格したものの、悪名高い“セカンドシートの呪い”に見舞われた激動の2025年シーズンを経ても、角田は負けてなどいない。2026年はアイザック・ハジャーがマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなり、角田はレッドブルのリザーブドライバーを務めているが、角田はガレージで常に確固たる決意を持って存在感を示している。彼を突き動かすのは、“自分がグリッドにふさわしい存在であることを証明する”という、ただひとつの希望に満ちた使命だ。

角田裕毅(レッドブル)
2025年F1第6戦マイアミGP 角田裕毅(レッドブル)

 レースの技術を磨くためにNTTインディカー・シリーズやWEC世界耐久選手権に目をむけるドライバーもいるなかで、角田は意図的にF1に身を置くことを選んだ。彼にとって、すべてのブリーフィングに出席し、あらゆる技術面の変更を観察するのは、他のレースでトロフィーを追い求めるよりもはるかに価値があることだ。


 角田は『Formula1.com』に対し、「F1でドライブすることを諦めるつもりはありません」と語った。


「他のシリーズに参戦してレースをすることに、いい面もあります。鋭い感覚を保てるでしょうからね。ですが同時に、F1で何か起きているのかを知ることはできません」


 “今いる場所”、”今この瞬間”に集中する角田の姿勢は、フィジカル面での変化とも相まっている。角田はレース出場が確約されていないにもかかわらず、コンディション調整にさらに力を入れており、現在はキャリアのなかで最高の状態にあることを明かした。


「実は、シーズンに向けてかなりフィジカル面で準備をしてきました。おそらく今は人生で最高のコンディションだと思います。数値的に見ても、昨年よりもいい状態です」

角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)
2026年F1第1戦オーストラリアGP ファンと写真を撮る角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)

■「何が起こってもおかしくない」瞬間に備えて

 リザーブドライバーの生活は、チームプレーヤーであることと、チームメイトの不運を待つことの間で常に精神的な綱渡りをしている点で、プロとしての忍耐力が求められるものだ。レッドブルのマネージメント陣営は角田に対して、「常に準備をしておくように。このスポーツでは、ひとつのコーナーで現状が崩れ去る可能性があるのだから」と伝えているという。


「自分のコンディションには間違いなく満足しています。あとは、自分の筋肉が再び運転に慣れることができるように、何周か走るだけです」と角田は述べた。


「レースに出ないのに、こういう準備やトレーニングをしていると、少し不思議な気持ちになることもあります。でも、何が起こるかわからないですからね」


 その“どんな状況”にも備えられるように、レッドブルは角田を準備させてきた。それが突然の病気であろうと、戦略的な変更であろうと、角田は常に集中力を維持している。


「それがチームから言われたことです。できる限りの準備をしてきましたし、最高のコンディションです。メンタル面では、常に『チームから出場を求められたら、必ずパフォーマンスを発揮しよう』という気持ちでいます。いつでも準備万端でいるだけです」

角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)
2026年F1第2戦中国GP 角田裕毅(レッドブル リザーブドライバー)


(Text : autosport web)


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