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【F1アブダビGP決勝の要点】「優しすぎる」と評されたノリスが初戴冠。爽やかな新チャンピオン誕生の光景
2025年12月8日
2025年シーズンの最終決戦は、フロントロウにマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)が並び、2列目にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がつけた。
スタート直後の攻防で、ノリスは比較的あっさりと、ピアストリに2番手を譲った。とはいえ、3番手をキープする限り、フェルスタッペン、もしくはピアストリが優勝を飾ったとしてもノリスがタイトルを獲得できる状況だった。
その後はラッセルをかわして4番手に上がったシャルル・ルクレール(フェラーリ)の猛追を受け、ほぼ10周にわたって1秒以内に迫られた。それでもノリスは動じず、1周目以降ジリジリと引き離していった。その後もルクレールは最後までノリスを追い続けたものの、その差が4秒以内に縮まることはなかった。
首位フェルスタッペン、2番手ピアストリ、3番手ノリスの順位は最後まで変わらず、ノリスはフェルスタッペンに2ポイント差をつけて、初のF1ドライバーズタイトルを獲得した。
それにしても、何と爽やかな新チャンピオン誕生の光景だったことか。「僕は泣いていないよ」と何度も繰り返しながら、号泣し続けるノリス。FIA F2でタイトルを争ったラッセル、マクラーレン時代のチームメイトだったカルロス・サインツ(ウイリアムズ)が駆け寄り、祝福のハグを交わす。その傍らではノリスの両親が、選手権3位に終わったピアストリを固く抱きしめていた。

ポールポジションから優勝を果たし、しかし5連覇を逃がしたフェルスタッペンも、やり切った悔いのない表情だった。チェッカー直後の無線では、このレースを最後に袂をわかつホンダ/HRCへの感謝も口にした。そしてピアストリの「ランドに心からおめでとうと言いたい」という言葉も、心から発したものだったに違いない。
カナダGPでの同士討ち、イタリアGPでの理不尽な順位交換など、ピアストリにしてみれば、悔しい思いをしたレースはいくつもあった。それでもふたりの関係は決して険悪にはならなかった。それがどれほど稀有なことか。
それまで和気藹々だったチームメイト同士が、勝ち始めてタイトルが獲得できるかもしれないとなった途端に、相手を非難し合う。そんな光景を、僕たちは嫌になるほどたくさん見てきた。しかしノリスとピアストリの間に、そんな緊張状態は起きていない。少なくとも今のところは。
両親の愛情をたっぷり受けて育ったノリスは、いかにも人の良いお坊ちゃんだ。そしてピアストリには、24歳の青年らしからぬ成熟と忍耐強さがある。しかし、それだけがふたりの良好な関係の理由ではない。マクラーレンはふたりのドライバーの扱いに差をつけないことに、ひたすらこだわってきた。
それゆえに失ったポイントは、少なくない。それでもチーム代表のアンドレア・ステラは、決してその方針を変えることはなく、ドライバーが納得いくまで対話を重ねてきた。そのやり方が、今回はうまくいったということなのだろう。
世界タイトルを手にするには優しすぎると言われたドライバーがついにタイトルを獲得し、直前まで激しく争ったチームメイトやライバルが暖かく祝福する。たまには、そんなシーズンのF1があってもいい。


(Text:Kunio Shibata)
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| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 100 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 80 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
| 4位 | ランド・ノリス | 51 |
| 5位 | ルイス・ハミルトン | 51 |
| 6位 | オスカー・ピアストリ | 43 |
| 7位 | マックス・フェルスタッペン | 26 |
| 8位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 9位 | ピエール・ガスリー | 16 |
| 10位 | リアム・ローソン | 10 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 180 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 110 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 94 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 30 |
| 5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 23 |
| 6位 | TGRハースF1チーム | 18 |
| 7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 14 |
| 8位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 5 |
| 9位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


