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イギリス政府、ロックダウン解除に慎重な姿勢。注目されるF1開催への影響

2020年5月2日

 イギリス政府はロックダウンをいつ解除するか検討中であるものの、慎重な行動をとる必要があると考えている。イギリスにはF1の10チームのうち7チームが本拠を置いている。FIAが各チームに課しているファクトリー閉鎖期間は63日間だが、政府がロックダウンを継続する限り、F1チームが仕事に戻ることは難しい。


 今週、ボリス・ジョンソン首相は、イギリスでの流行はピークを過ぎたとしながらも、ロックダウン解除については慎重に判断していきたいとコメントした。


 ジョンソン首相が議長を務める定例のコロナウイルス会議が開催された後に、首相の報道官が以下のようなコメントを発表した。同会議の後には全閣僚が参加する閣議が行われている。


「クリス・ホイッティ主席医務官が明らかにしたのは、この病気がかなり長い期間にわたって流行するということだ。我々は現実的にならなければならないと彼は言う」と首相の報道官は述べた。
「長期間にわたって多くのことに取り組まなければならないだろう」


「再検討を先取りして行うことはやめるべきだ。首相本人が述べたように、最悪なことはソーシャルディスタンスの措置をあまりにも早く緩和し、そのせいでイギリス国民の努力と犠牲によってなされた進歩のすべてを無駄にしてしまうことだ」

2019年F1イギリスGPスタート
2019年F1イギリスGPスタート

 今シーズンの序盤10戦が延期あるいは中止となり、F1は7月5日のオーストリアで開幕することを目標にしている。元々のカレンダーで7月19日に予定されているイギリスGPは、開催される場合は無観客の形がとられる予定だが、実際に実施するためには、流行が収束し、政府が規制を緩和する必要があるだろう。



(grandprix.com/autosport web)




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