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バンドーン、開幕戦は驚きの結果も「マクラーレン・ホンダF1が改善しないとドライバーの能力を示せない」

2017年3月30日

 ストフェル・バンドーンが、マクラーレン・ホンダのマシンがある程度の競争力を発揮しない限り、ドライバーとしての能力を証明するのは難しいと認めた。


 マクラーレンの若手ドライバープログラムのメンバーだったバンドーンは、2015年にGP2チャンピオンになった後、マクラーレンF1チームのリザーブドライバーを経て、今年、レギュラードライバーに昇格した。2016年にはスーパーフォーミュラにフル参戦していたが、負傷したフェルナンド・アロンソの代役としてバーレーンGPに出場、デビュー戦にして10位入賞を果たしている。


 初のF1フル参戦のシーズンを迎えたバンドーンだが、今年のマクラーレン・ホンダはプレシーズンテストからトラブルの連発に苦しみ、プログラムを十分消化できないままに開幕戦オーストラリアに臨んだ。結果、バンドーンは予選で燃圧の問題に見舞われて18位でQ1敗退、決勝でもトラブルを抱えながら走り、なんとか完走を果たしたものの、トップから2周遅れの最下位13位だった。


 この状況ではドライバーとしてのスキルを発揮するのは難しいのではないかと聞かれたバンドーンは、それを認めた。
「パッケージが本来のパフォーマンスを発揮していないときには、難しいのは間違いないね」とバンドーン。


「自分たちのポジションを上げていくため、チームが積極的に推進していく必要がある。でもバルセロナ(テスト)を終えた時点ですでに(状況は)把握していた」


「僕にできるのは、チームと一緒に努力し続け、どの位置であれ可能なポジションをめぐって戦っていくことだけだ」


「エンジニアたちと協力し合ってベストをつくし、今のパッケージから最大の力を引き出す(必要がある)」


「僕は(マシンから)ほぼめいっぱいのパフォーマンスを引き出したと思う」


 オーストラリアGPではマクラーレン・ホンダのトラブルの大半がバンドーンのマシンに起きた。決勝中、電気系のトラブルが発生してピットで時間をロスするなど、苦労しながらも、バンドーンは完走を果たした。


 チームメイトのアロンソは予選13位、決勝では長く10位の位置を走り続け、入賞目前だったものの、ボディワークのダメージによりリタイアせざるを得なかった。レース後、アロンソは、自分はキャリアベストのレースをしたと語った。バンドーンも、プレシーズンテストの状況を考えれば、オーストラリアGPでのチームのパフォーマンスは期待以上だったと述べている。


「難しいレースだった。でもそれはオーストラリアに来る前から分かっていた」とバンドーン。
「決勝で1台完走した。問題を抱えてはいたけどね。フェルナンドも完走目前だった。バルセロナ(テスト)の後、全く期待していなかったことだ」


「僕にとっては楽なレースではなかった。ステアリングホイールでいろいろスイッチをいじって設定を変えたりして、なんとかマシンをフィニッシュまで持っていこうと格闘していた」


「電気系の機能が一部失われていた。一時はダッシュも機能していなくて、状況が分からずに走っていた」
  
「予定よりずっと早くピットストップをして、再起動しなければならなかった」
「でも開幕戦からレースを完走できた。僕らにとって最初の記念すべき出来事だ」 



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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