最新記事
- 5年ぶりのF1中国GPで、ドライバーたちが路面...
- 複数のチームから関心が向く角田には「ベスト...
- レッドブルF1のエイドリアン・ニューウェイに...
- 鈴鹿を走り込んだ岩佐に期待したRB。FP1デビ...
- グランプリのうわさ話:F1にも導入が計画され...
- 【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】...
- レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か...
- 初の中国GPに臨む角田裕毅。手強い週末を予想...
- 海外ライターF1コラム:24戦の理不尽なカレン...
- ハミルトンの後任候補アントネッリがメルセデ...
- 「中国GPは厳しい週末になる」とマクラーレン...
- 現状打破を急ぐアルピーヌ、中国GPでふたたび...
ルクレールが驚速ラップで2年連続ポール獲得、好調ペレスは2番手。角田は今季ベストの8番手【予選レポート/F1第8戦】
2022年6月12日
2022年F1第8戦アゼルバイジャンGPの予選が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は8番手だった。
超高速市街地コースで開催されるアゼルバイジャンGP。ここまで3回のフリー走行を見る限りでは、レッドブル、フェラーリ2強による一騎打ちの様相が強く、中団チームは1秒以上の大差をつけられた。なかでもメルセデスは、スペインで復活の兆しを見せたものの、ここでは激しいポーパシングに手こずっている。
直前のFP3が15分遅れで始まった影響で、予選も15分遅い現地時間午後6時15分から始まった。日没まで2時間近くあるとはいえ、この時点で気温25.5度、路面温度38.5度と、やや低めのコンディションだ。初日吹き荒れた強風は、かなり収まっている。セーフティカーや赤旗が出やすいコースのため、かなり早いタイミングで多くのマシンがピットロード上に並んだ。ランド・ノリス(マクラーレン)が先頭につけている。
18時15分、Q1開始。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が「渋滞にはまって、タイムを出すのが難しそうだ」と言ったのに続けて、「ブレーキが柔らかい」と違和感を訴えた。各車、多めの燃料を積んで、周回を重ねながらタイムを更新していく作戦だ。
Q1は2強4台が、大接戦を繰り広げた。フェルスタッペンが1分42秒722でトップ。0.011秒差でペレス、3番手ルクレールは0.143秒差、4番手カルロス・サインツ(フェラーリ)が0.235秒差で続いた。
5番手以下のドライバーが2セット目のタイヤでアタックを開始した直後、ランス・ストロール(アストンマーティン)がターン7でバリアに追突。ダメージがないと判断したのかそのまま周回を続け、次のラップのターン2でクラッシュ。フロントウイングがコース上に散乱し、2分30秒を残して赤旗中断となった。
18時40分、セッション再開。6番手周冠宇(アルファロメオ)以下、エステバン・オコン(アルピーヌ)とストロールをのぞく13台が最後のアタックに出て行った。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)5番手、角田も7番手でQ2に進出。ケビン・マグヌッセン(ハース)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ストロール、ミック・シューマッハー(ハース)がQ1落ちを喫した。
Q2最初のアタックは、中古ソフトのサインツ、ルクレールが、ニュータイヤのフェルスタッペン、ペレスをしのいだ。
開始後8分、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がターン15でブレーキをロックさせ、バリアに直進してしまう。ベッテルは自力で復帰し、黄旗はすぐに解除された。
最後のアタックではマクラーレンの2台がQ3進出を狙ったが、遅い先行車に邪魔されたこともあって、ノリス11番手、ダニエル・リカルド12番手。他のQ2落ちはオコン、周、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)だった。Q2トップはペレス、2番手ルクレール、3番手サインツ、4番手フェルスタッペン、5番手ガスリー。角田は最後のアタックでターン2で接触したものの、辛くも10番手でQ3進出を果たした。
2強を除けば、2台揃ってQ3進出を果たしたのはメルセデス、アルファタウリの2チームのみ。残り2枠はベッテルとフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の世界チャンピオンが占めた。
Q3最初のアタックは、2強4台とベッテルがニュータイヤ。残り5台は中古ソフトだ。暫定ポールはサインツ、2番手ルクレール、3番手ペレス、4番手フェルスタッペン。ここでもガスリーが5番手につけた。角田はコンマ9秒落ちの10番手だ。
最後のアタック。サインツがセクター1でミスを犯したのを尻目に、ルクレールがとんでもないペースで区間タイムを次々に更新していく。最終的に1分41秒359を叩き出し、今季6回目、4戦連続のポールポジションを獲得した。
好調ペレスが0.282秒差で2番手、フェルスタッペン3番手、4番手サインツ。そしてラッセルが5番手に。ガスリーは今季ベストの6番手、7番手ハミルトン、角田も今季ベストの8番手、9番手ベッテル、10番手アロンソだった。
(Kunio Shibata)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |