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レッドブルF1が地下鉄を走行。29.8kgの特注金属ホイールを装着し、駅やトンネルを爆走

2026年9月8日

 9月11〜13日にマドリードで開催される2026年F1第14戦スペインGPを前に、レッドブルは2012年型車両『RB8』を走らせた。しかし、走らせた場所はサーキットではなく、マドリード地下鉄の線路上だった。

 F1スペインGPは2026年より、IFEMAマドリードが運営する大規模な展示施設『IFEMAエキシビションセンター』周囲の私道と公道で構成された『マドリンク』での開催となった。マドリードでのF1開催はハラマ・サーキットで開催された1981年以来。45年ぶりにマドリードで開催されるスペインGPを記念し、レッドブルはマドリード地下鉄でF1車両を走らせる前代未聞の企画を実施した。

 ヒマラヤの高地から海抜マイナス400m以下という死海の岸辺まで、レッドブルはさまざまな場所でF1車両を走らせる企画を実施してきた。ただ、今回の企画の舞台は常に立ち入り禁止であり、狭く薄暗い地下トンネルのなか、そして普段は営業列車が走行するレールの上だった。

 レール上を走らせるため、これまでにない技術的課題を乗り越える必要があったが、レッドブルのヘリテージ部門と、スペインのエンジニアリング・クリエイティブ集団『アンドトニック』が手を組み、標準的なF1ホイールの2倍にあたる29.8kgの特注金属ホイールが設計・製造された。

 ドライバーを務めたのは、レッドブルの各イベントや企画でステアリングを握る、元F1ドライバーのパトリック・フリーザッハーだ。閉鎖されたマドリード地下鉄網を、特注金属ホイールを装着したレッドブル・RB8がエスタディオ・メトロポリターノ駅やサセダル、チャマルティンの車両基地を轟音を立てて駆け抜けた。

「信じられないような体験だ。ヘリテージチームとともに多くの経験を積む幸運に恵まれてきたけど、F1車両を鉄道の線路上で運転するのは非現実的な感覚だった。僕の経歴に『地下鉄運転手』という肩書きが加わるのは、とてもクールだね」と、フリーザッハー。

 レッドブルとマッドリングはパートナーシップを結んでおり、今回の企画はその一環として、マドリード地下鉄との協力のもと実施された。なお、地下鉄8号線のフェリア・デ・マドリード駅からマドリンクへは、屋根付きのバリアフリー経路を通ってメイングランドスタンドまでスムーズに移動できる。

 地下鉄走行の様子、そして走行に至るまで進められたF1車両の改良の様子などは、レッドブル・レーシングの公式YouTubeチャンネル等で配信されている。



(Text:autosport web)


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