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FIAが語るF1新パワーユニット規則導入の舞台裏(3)シンプルな次世代PU構想を推進も、全メーカー合意には長い道のり
2026年8月12日
2026年F1では技術レギュレーションが大きく変更され、車体もパワーユニット(PU)も、新たな世代のものへと生まれ変わった。シーズン前半が終了した時点で、多くのドライバーたちが指摘するのは、エネルギーマネジメントの重要度が上がりすぎた現行パワーユニット規定の問題点だ。
サマーブレイク前に、FIAのシングルシーター部門責任者ニコラス・トンバジスが、autosport webの独占インタビューに応え、F1パワーユニットの新規則導入にまつわる裏事情、制度の問題点、今後の構想などについて語った。
第3回のテーマは、次世代パワーユニット規定策定に向けた動きだ。多くの自動車メーカーは、市販車の完全電動化を見据えてF1参戦を決めたが、ここ数年でその見通しは大きく変化した。トンバジスへのインタビューを通じて、エンジン単純化への機運や持続可能燃料の可能性、そして各メーカーの複雑な思惑が絡み合う合意形成の難しさに迫る。
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現在F1に参戦している自動車メーカーの多くが、5、6年前の時点では、市販車の内燃エンジンをあと10年ほどで完全に廃止し、フル電動車へ移行すると考えていた。アウディ、ホンダ、フォード、さらにはGMがグランプリレースへの参入を決めた理由は、F1が段階的にその方向へ進もうとしていたからにほかならない。
しかし現在では、完全な電気自動車だけが未来ではないという認識が広く共有されている。こうした状況を踏まえ、FIAのシングルシーター部門責任者ニコラス・トンバジスは、次のように語っている。
「もし2022年当時に、自動車業界が2026年には現在のような状況になっているとOEMの代表者たちに話していたとしても、おそらく彼らは我々の見方を受け入れなかっただろう。当時の彼らは世界の将来像について異なる見方をしていたからだ。もちろん、その後で彼らの認識は確実に変化し、それによって、我々が提案する解決策について議論する姿勢は以前より前向きになっている。しかし、我々がどれほど努力しても、2022年の時点では、それらが全面的に受け入れられることはなかっただろう」

■「非常に複雑な方程式」業界の合意形成の難しさ
メーカー各社は現在、F1の電動化路線を転換する方向で合意しているものの、トンバジスは依然として「自動車業界全体で合意形成を図るのは非常に難しい」と認める。
「そこには、世界がどこへ向かうと考えているのかという各社の信念、自社のマーケティング戦略、そしてどのようなメッセージを発信したいのかという思惑が絡んでいる。さらに、自社が競争上どのような立場に立つと考えているか、ある規則が自社にとって適応しやすいかどうかといった要素も加わる。その結果、非常に複雑な方程式になってしまう」
■会長が推し進める「よりピュアなパワーユニット」
それでもトンバジスは、将来について楽観的な見方を示している。
「現在行われている議論について言えば、我々はこのテーマについて早急に何らかの結論を出す必要があると考えている」
「FIA会長は、よりシンプルなマシンにすることと、より純粋な形のパワーユニットへの回帰を強く推し進めており、その考え方には多くの人々が共感している」
FIA会長は遅くとも2031年には、よりシンプルなエンジンをF1へ復活させることを目指している。
持続可能燃料の技術が大きく進歩していることから、内燃機関だけを搭載したF1の復活を期待する声もあるが、トンバジスは、それほど早い段階でそれがF1にとって最適な解決策になるとは考えていない。

■持続可能燃料で大きな成果も「それだけに頼ることはできない」
「持続可能燃料は極めて重要な前進だった」とトンバジスは評価した。
「燃料メーカーにとって、その開発は非常に困難な挑戦だった。そのため、当初はコストも我々が望む以上に高くなっている。しかし、ほぼ化石燃料に依存しない燃料の製造に成功したこと自体は大きな成果であり、それは将来のレギュレーションの方向性にも少なからず影響を与えるだろう」
一方で、「だからといって、持続可能燃料さえ使えば何をしてもよく、どれだけ燃料を消費しても構わないと考えるべきではない。問題は持続可能燃料だけではなく、それだけでは効率的とは言えない。もちろん重要な技術ではあるが、燃料を燃やして『持続可能だから問題ない』と考えるべきではないのだ」とトンバジスは警鐘を鳴らした。
それでも、この技術の進歩を目の当たりにしたトンバジスは、持続可能燃料の導入は「間違いなく改善であり、大きな前進である」と評価する。そして最後に、「この技術は今後、徐々に市販車にもさらに浸透していくだろう。ただ、それによって何もかもが解決するわけではない。我々自身、まだそこに到達しようと急ぐべきではない」と締めくくった。

(GrandPrix.com)
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| 9/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 9/5(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 9/6(日) | 決勝 | 22:00〜 |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 242 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 183 |
| 3位 | ルイス・ハミルトン | 183 |
| 4位 | ランド・ノリス | 159 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 155 |
| 6位 | マックス・フェルスタッペン | 112 |
| 7位 | オスカー・ピアストリ | 104 |
| 8位 | アイザック・ハジャー | 68 |
| 9位 | リアム・ローソン | 49 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 44 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 338 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 263 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 186 |
| 5位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 66 |
| 6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 63 |
| 7位 | TGRハースF1チーム | 21 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 16 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 11 |
| 10位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 3 |


