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ローソン、個人の成長とチームの状況好転が“中団トップ”の原動力に「週末を通した調子の上げ方はいつも似ている」

2026年8月10日

 ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームのリアム・ローソンは、印象的な2026年シーズンを過ごしていることについて、自身の成長とレーシングブルズが調子を上げたことによるものであり、現在はF1キャリアで最高の状態にあると考えている。


 ローソンは中団グループのなかで際立ったパフォーマンスを発揮しているドライバーのひとりであり、シーズン前半戦では11戦のうち8戦でポイントを獲得し、第11戦ハンガリーGPでの8位入賞を経てドライバーズ選手権で9位に浮上した。レーシングブルズがコンストラクターズ選手権で5位へと上がったことにも、ローソンの活躍が現れている。

 ローソンはFormula1.comに対し、「当然のことだけど、経験を積めば積むほどそうなっていくものだ。今年は明らかに結果がよくなっているし、いい状況にあると感じられる」と語った。


「水面下で進めている開発もあるし、個人的なレベルでの成長もある。経験を重ねることで、レースは長いものであり、最初のコーナーで勝負が決まるわけではないということを理解できるようになった。そういったことが理由だと思う」

■「状況好転後は驚きの方が大きかった」

 こうした自信を持ってシーズンが始まったわけではなかった。F1の新しいレギュレーションに適応しようとする多くのチームと同様に、レーシングブルズも当初は2026年型マシン『VCARB 03』を理解するのに苦労した。


「今年の最初の頃はマシンの扱いが難しく、この先どう進んでいくのか全然自信が持てなかった。新しいレギュレーションをしっかりと理解し、そこから最大限の性能を引き出すことにひたすら集中した」とローソンは認めた。


「その後、すぐにマシンのパフォーマンスを大きく向上させることができ、それが非常にうまくいっている」


 状況が好転したことは、ローソンが今季初ポイントを獲得した第2戦中国GPで明らかになった。それ以降レーシングブルズはコンスタントに入賞を争うチームとなり、第6戦モナコGPから第9戦イギリスGPにかけて4戦連続でダブル入賞を果たすという素晴らしい戦績も残した。


「当初のデータや、マシンの性能を本格的に引き出せるようになった段階では、おそらく驚きの方が大きかったと思う。でもそれ以降は、正直なところ、もう驚くことではなくなった」


「期待していたわけではないが、自分たちはそうできるとわかっている。今年は何度もそれを成し遂げてきたし、今後もそれを繰り返していきたい」

リアム・ローソン(レーシングブルズ)
2026年F1第9戦イギリスGPスプリント リアム・ローソン(レーシングブルズ)

■僚友リンドブラッドとの共通点

 ローソンはモナコGPとイギリスGPで、自身最高位タイとなる6位入賞を果たしており、好成績を残した週末には共通点があったと感じている。


「本当に素晴らしいレースが何度かあった。モナコはとても、とても力強い走りができたし、オーストリアとモナコは最高だった。正直なところ、週末を通してどのように調子を上げていったかという点ではどれもかなり似ていて、マシンのポテンシャルを最大限に引き出せたと感じている」


「それにとてもクリーンなレースができた。だから目立ったレースは、おそらくあまりうまくいかなかったやつだ。そうしたレースが少ない方がいい。実際に僕たちがそうできたようにね。でもそうしたレースというのは、僕たちが最も多くのことを学ばなければならないものだ」

2026年F1第11戦ハンガリーGP レーシングブルズ
2026年F1第11戦ハンガリーGP ダブル入賞とコンストラクターズ選手権5位浮上を祝うレーシングブルズ

 ハンガリーGPはそれを示す例であり、ローソンは苦戦した第10戦ベルギーGPの週末から立ち直り、再びポイントを獲得したのだ。またローソンは、チームメイトであるアービッド・リンドブラッドの存在が、レーシングブルズが明確な技術的方針を維持する助けになったとも考えている。


「率直に、チームは非常にいい状態にあると思う。もちろんアービッドはとても速いし、(僕たちには)かなり似ているところがある。おそらくマシンに乗ると似たような感覚を持っている」


「そうした点も助けになったし、チームが進むべき方向性を定める助けにもなった。その点は非常に大きな強みになっていると思う」


 現在、ドライバーズ選手権ではF1のトップ4チーム以外のドライバーのなかで最上位につけているローソンだが、自身の目標はあくまでシンプルだと主張した。


「特定の順位でフィニッシュしようとか、そういったことを目指しているわけではない。F1で、特に中団グループにいる場合は、そうした期待をすることは非常に難しい」


「しかし、もし中団グループのトップチームになれたら、僕たちの仕事に加えてドライバーとしての役割も果たせたと言えるのではないかと思う」



(Text : autosport web)


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