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F1昇格を狙うドライバーたち。フェラーリ&カマラがキャデラックとの交渉開始。ハースをめぐる争いはフォルナローリがリードか

2026年8月8日

 FIA F2のランキング上位につけるラファエル・カマラが、フェラーリの支援の下、2027年のF1昇格に向けて活発に活動していることが、彼のマネジメント関係者への取材で明らかになった。フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のメンバーでブラジル出身のカマラは、F2において首位のニコラ・ツォロフと22ポイント差のランキング3位でサマーブレイクを迎えた。

ラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)
2026年FIA F2第8戦スパ・フランコルシャン ラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)

■ハースをめぐるシート争奪戦ではフォルナローリが有利か

 カマラは 同じくスクーデリアの育成ドライバーで、より経験豊富なディーノ・ベガノビッチの2倍近いポイントを獲得しており、アカデミー内で最も有望な存在となっている。すでにフェラーリのF1マシンを走らせた経験もあり、8月中に、ポルトガルのポルティマオ・サーキットで実施されるハースF1の旧型車テストに参加する予定だともいわれている。


 フェラーリとしては、本来であれば来季カマラをハースへ送り込み、FDA所属で現在F1フル参戦2年目を戦っているオリバー・ベアマンとコンビを組ませたい考えだった。しかし今は、マクラーレンF1のリザーブドライバーで2025年F2王者のレオナルド・フォルナローリが、エステバン・オコンの後任として最有力候補であるといわれる。フォルナローリは、数週間前にヘレスでVF-25をテストした際に、ハースにポジティブな印象を与えたようだ。彼はF1マシンに乗るたびに高い評価を得ており、さらにマクラーレンから強力な支援を受け、個人スポンサーも充実している。

レオナルド・フォルナローリ(マクラーレンF1リザーブ兼開発ドライバー)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン リザーブ兼開発ドライバー)
レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン)
2026年F1第11戦ハンガリーGP金曜FP1 レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン)

■カマラはすでにキャデラックに接触

 当初、カマラ陣営とフェラーリは、ハースでのテストを終えてから他の選択肢を検討する方針だった。しかし、フォルナローリとハースの交渉がかなり進展しているとみられることから、キャデラックとの話し合いを開始した。同チームでは、セルジオ・ペレスがウイリアムズのような、より競争力のあるチームへの移籍を実現した場合、2027年にシートが1つ空く可能性があるためだ。


 アメリカのチームであるキャデラックの上層部としては、現在テストドライバーを務めるアメリカ出身のコルトン・ハータへシートを与えたいという強い意向があるものの、インディカーから転向したハータは、今季F2で苦戦しており、F1へステップアップする準備がまだ整っていないと考えられる。スーパーライセンス取得に必要な6ポイントを得るには今年F2でランキング8位以内に入る必要があるが、今季ここまでの獲得ポイントはわずか26点でランキング16位。目標となる8位とは39ポイント差がある。さらにチームメイトの宮田莉朋にも8ポイント差をつけられており、F1昇格を果たすにはシーズン後半で劇的な巻き返しが必要となる。

コルトン・ハータ(キャデラック)
2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP FP1で走行したコルトン・ハータ(キャデラック)

 一方のカマラは、F2参戦初年度ながら極めて好調なシーズンを送っている。さらに、フェラーリの支援を受けるドライバーを起用すれば、キャデラックはフェラーリから購入しているパワーユニットやギヤボックス関連のコストを抑えられる可能性もある。こうした経済的なメリットに加え、疑いようのない速さも兼ね備えていることから、ペレスが他チームへ移籍する場合に、グレアム・ロードン代表がカマラとの契約を望むのは当然と言えるだろう。

セルジオ・ペレス(キャデラック)
2026年F1第11戦ハンガリーGP セルジオ・ペレス(キャデラック)


(GrandPrix.com)


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