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抜きにくいのにポール・トゥ・ウインが少ない。真夏のハンガロリンク/サーキット紹介第13回

2026年7月25日

 1年間で20以上の開催国を訪れる2026年シーズンのFIA F1世界選手権。グランプリを開催するサーキットは、F1が選手権として初めて開催された1950年からカレンダーに名を連ね続ける伝統あるサーキットから、比較的新しい市街地コースまで、さまざまな歴史やキャラクターを持っている。そんなサーキットをひとつずつ紹介していくこの連載の13回目に扱うのは、ハンガロリンクだ。

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■サーキットの基本データ

・名称:ハンガロリンク
・全長:4.381km
・コーナー数:14
・ラップレコード:1分16秒627(2020年 ルイス・ハミルトン/メルセデス)


 ハンガロリンクは1986年に初めてF1を開催した舞台。当時はまだ東西冷戦時代にあったため、ハンガロリンクは旧東側で開催された初めてのF1として、旧西側諸国だけでなく、国境を接するチェコスロバキア(1993年にチェコとスロバキアに分裂)やルーマニアなどの旧東側諸国からの観客も大勢訪れた。


 舞台となるハンガロリンクは、ハンガリーの首都ブダペストから北東へ約20kmにある丘陵地帯に作られた常設のサーキット。しかし、コースは1周4.381kmと、市街地コースのモナコを除くとオーストリアのレッドブルリンク(4.326km)、カナダのジル・ビルヌーブ・サーキット(4.361km)に次いで3番目に短い全長の常設サーキットとなる。


 レッドブルリンクとジル・ビルヌーブ・サーキットが長い直線区間があるのに対して、ハンガロリンクにはホームストレート以外に直線区間がほとんどなく、曲がりくねっていることから、『ガードレールのないモナコ』、『ミッキーマウス・サーキット』とも呼ばれている。

 ところが、ハンガリーGPではポール・トゥ・ウインが意外と少ない。この10年間を振り返っても2017年(セバスチャン・ベッテル/フェラーリ)と2018年、2020年(ルイス・ハミルトン/メルセデス)の3回だけ。2021年には予選8番手からスタートしたアルピーヌのエステバン・オコンが初優勝を遂げている。


 オコン以外にも、ハンガロリンクでF1初優勝を飾ったドライバーは少なくない。2008年にはヘイキ・コバライネン(マクラーレン)がここで初めて美酒を味わった。2006年にはジェンソン・バトン(ホンダ)が14番手から大逆転で初優勝。これはホンダにとっても第3期F1活動における初優勝だった。2003年にルノーから参戦していたフェルナンド・アロンソが当時の史上最年少優勝となる22歳26日で初勝利を飾ったのもハンガロリンクだった。

 抜きにくいコースレイアウトにも関わらず、ポールシッターが簡単に勝てない理由として考えられるのは、高温と天気だ。例年、真夏に開催されるハンガリーGPは路面温度が高く、一発の速さよりもレースでのタイヤの近い方が重要となる。1997年にはアロウズのデーモン・ヒルが、耐久性に優れたブリヂストン・タイヤの特性を活かしてレースでトップら立つも、ファイナルラップでマシントラブルに見舞われて2位に終わった。


 真夏のハンガロリンクは天気が急変することが珍しくない。2006年のバトンは降ったり止んだりする雨を味方につけての初優勝だった。


 1989年にはナイジェル・マンセル(フェラーリ)が予選12位から大逆転優勝を遂げたのも、ハンガロリンクだった。


 そのハンガロリンクを得意としているのが、ハミルトン。デビューイヤーの2007年にハンガロリンクでの1勝目を挙げると、2009年、2012年、2013年、2016年と白星を重ね、2018年から2020年まで3連勝を飾り、通算8勝を達成。これはフランスGP(マニクール)を8度制したミハエル・シューマッハーが持つ、同一サーキットにおける最多優勝記録に並んでいる。


 あっと驚く、初優勝ドライバーが現れるのか? あるいはハミルトンが同一サーキットにおける最多優勝記録を更新して単独トップとなるのか? はたまた、それ以外のドラマが演じられるか? 夏休み前の最後の一戦となるハンガロリンクでのレースは真夏の暑さにも負けない熱い一戦となるだろう。



(Text : Masahiro Owari)


レース

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スプリント予選 結果 / レポート
10/10(土) スプリント 結果 / レポート
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ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ320
2位ジョージ・ラッセル236
3位ルイス・ハミルトン214
4位シャルル・ルクレール191
5位ランド・ノリス188
6位マックス・フェルスタッペン188
7位オスカー・ピアストリ128
8位アイザック・ハジャー96
9位リアム・ローソン65
10位ピエール・ガスリー41

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム556
2位スクーデリア・フェラーリHP405
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム316
4位オラクル・レッドブル・レーシング298
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム90
6位BWTアルピーヌF1チーム68
7位TGRハースF1チーム27
8位アウディ・レボリュートF1チーム17
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム12
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム7

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
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