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F1次世代V8エンジン構想において、レース中の給油復活も検討。搭載燃料増加がマシン軽量化の妨げに

2026年7月9日

 FIAは、F1において、次期パワーユニット(PU)規定導入に合わせて、レース中の給油復活をひとつの選択肢として検討していることを明かした。


 FIA会長モハメド・ビン・スライエムは、2031年頃の導入が見込まれる簡素化されたF1エンジンパッケージの一環として、レース中の給油の復活を検討していると発言した。F1は現在のターボハイブリッドが高額で複雑であることから、より軽量で構造がシンプルであり、コストが安いV8エンジンへと移行することが協議されている。

 レース中の給油は、主に安全性、コスト、環境面での懸念を理由に、2009年シーズンを最後にF1で廃止された。しかし、F1が次世代マシン向けに自然吸気V8エンジンの採用を検討するなかで、この案が再び浮上している。

フェリペ・マッサ(フェラーリ)
2008年F1ドイツGP フェリペ・マッサ(フェラーリ)のピットストップ

 自然吸気V8エンジンが復活すれば、現在のハイブリッドパワーユニットより燃料消費量が増える可能性が高く、FIAが掲げる大幅な車重削減という目標との両立が課題となる。FIAは将来の技術規則においてマシンを大幅に軽量化する方針を掲げており、最大100kgの重量削減を目標としている。


 そのため、燃料タンクを小型化し、レース中の給油を組み合わせることで、軽量化目標を維持するという案も検討されているという。


 ビン・スライエム会長は、この構想について現在積極的に検討を進めており、あらゆる可能性があるとコメントした。


「給油については、まさに現在検討しているところだ」と、ビン・スライエム会長はF1イギリスGP開催中のシルバーストンでイギリスメディアに語った。


「正しい方法で行えば問題にはならない。だからこそ検討しているのだが、現時点ではまだ何も決定していない」


「持続可能燃料、電動化、そして給油。電動化比率を10%以上に引き上げることも検討するかもしれない。我々はまだあらゆる可能性を排除していない」

2026年F1第9戦イギリスGP
2026年F1第9戦イギリスGP決勝スタートシーン


(autosport web)


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