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ガスリーのペナルティ取り消しに対し、マクラーレンが正式に異議申し立て「不公平な結果につながる可能性」

2026年6月17日

 マクラーレンは、F1モナコGPでのピエール・ガスリーの表彰台を復活させたFIAの決定に対し、正式に異議申し立ての手続きを進めていることを確認した。ガスリーが受けたペナルティに対してアルピーヌが再審査を請求した結果、このペナルティが取り消され、ガスリーは3位を取り戻した。これにより4人のドライバーが降格となった。さらに、ガスリーと同様のペナルティを受けたドライバーたちは、それを取り消されていない。

 モナコ決勝では5人のドライバーにピットレーン速度違反のペナルティが科されたが、測定方法に不備があったとして、アルピーヌはガスリーのペナルティについて再審査請求を提出した。再審査によって、ピットレーンの速度測定が正しく行われていなかったことが明らかにされた。速度計算の際に用いられた距離が適切でなかったために、ドライバーが時速60kmの制限を超えていなかったにもかかわらず、誤って速度違反と判定されたのだ。


 3位でフィニッシュしたガスリーは、2つの5秒タイムペナルティを受け、レース後に10秒加算され、7位に降格された。しかし再審査により、スチュワードはこのペナルティを取り消すことを決定。ガスリーは3位を取り戻した。

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2026年F1第6戦モナコGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

 この裁定が発表された直後、マクラーレンとレッドブルは、控訴の意思を表明していた。そして今回、マクラーレンは、FIA国際控訴裁判所に対して正式に手続きを開始したことを発表した。モナコでマクラーレンのオスカー・ピアストリはピットレーン速度違反で5秒のペナルティを受け、レース中に消化。また、ガスリーの3位復活で、ピアストリは4位から5位に順位を落とした。

■マクラーレン「他の競技者が不利益を被る」

 ガスリーと異なり、ピアストリ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)はレース中にペナルティを消化済みであり、これを取り消すことは困難だ。マクラーレンは、それが競技上の不均衡を生み出していると考えている。

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2026年F1第6戦モナコGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

 マクラーレンは次のような声明を発表した。


「マクラーレン・レーシングは、2026年モナコGPに関連する以下の決定について、FIA国際控訴裁判所に対して正式な控訴通知を提出したことを確認する」


「我々はFIAの司法手続きとスチュワードの役割を全面的に尊重している。しかし本件は、競技の公平性、規則適用の一貫性、そして競争の健全性に関する重要な疑問を提起していると考えている」


「モナコGPの週末を通して、そしてすべてのイベントにおいて、全チームは当時適用されていたピットレーン速度制限に関する規則と確立された標準的運用方法に従って行動した。各競技者はそれに応じて手順を調整し、必要な場合にはその規則に基づいて科されたペナルティを受け入れ、消化した」


「マクラーレンは、各チームがすでに戦略を修正し、ペナルティを受け入れた後になって、そのペナルティを遡及的に取り消すことは、不公平な競技結果につながる可能性があると主張する」


「我々の見解では、その後のペナルティ取り消しは、ルールおよびスチュワードの決定に従って行動した競技者たちが不利益を被る状況を生み出している。そのような結果は競技上の公平性を損ない、FIA競技規則が一貫して適用されるという信頼を揺るがしかねない」


「我々の控訴は特定の競技者を対象としたものではない。むしろ、選手権は、すべての参加者に対して一貫性、透明性、公平性をもって適用される規則によって利益を得るという我々の信念を反映したものである」


「マクラーレンは今後もFIA、F1、そして他の競技者たちと建設的に協力しながら、このスポーツの健全性を守り、その規制枠組みに対する信頼を維持することに尽力する」

■レッドブルも控訴か。メルセデスはモナコのリザルトに対して再審査請求

 レッドブルは現時点で自らの立場を詳細に説明する声明を発表していないものの、正式に異議申し立ての手続きを開始したとの報道もなされている。


 改訂されたレース結果によって、アイザック・ハジャーは3位表彰台の座を失い、4位に順位を落とした。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2026年F1第6戦モナコGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 一方でメルセデスは、F1モナコGPのリザルトについての再審査請求をFIAに提出した。ラッセルは、ピットレーン速度違反のペナルティを受けた後、チームがそれを適切に消化しなかったため、新たにドライブスルーペナルティを科された。そのため、3番手を走っていたラッセルは12位に順位を落とし、ノーポイントに終わった。


 再審査請求の場合、まず再審査の条件を満たす証拠があるかどうかの審査が行われ、請求人の提出した証拠が認められた場合に限り、再審査が行われる。



(autosport web)


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2位スクーデリア・フェラーリHP285
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4位オラクル・レッドブル・レーシング151
5位BWTアルピーヌF1チーム61
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
7位TGRハースF1チーム21
8位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
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