ガスリー「胸が張り裂けるような思い」3番手フィニッシュも、2度のペナルティで“長年の夢”のモナコ表彰台を逃す
2026年6月9日
2026年F1第6戦モナコGPの決勝レースが行われ、BWTアルピーヌF1チームのピエール・ガスリーは7位、フランコ・コラピントは14位でレースを終えた。
ガスリーはミディアムタイヤで9番手からレースをスタートすると、ランド・ノリス(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)を抜き、さらにマックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)がリタイアしたこともあって、1周目にふたつ順位を上げた。背後のノリスを抑え続けて7番手を維持したガスリーは、他車のピットストップの間に5番手に上がり、45周目にハードタイヤに交換。第2スティントでもガスリーは7番手を走行し、前を走っていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)のピットストップに伴って6番手に上がった。

最初のセーフティカー(SC)ラン終了間際にシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)がクラッシュを喫して戦列を離れたため、これでガスリーは5番手まで順位を上げることに成功。2度目のSCラン後には、トラブルを抱えたアイザック・ハジャー(オラクル・レッドブル・レーシング)をパスし、さらにジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)がドライブスルーペナルティを消化するためピットに入ったことで、ガスリーはさらにふたつ順位を上げて3番手でフィニッシュした。
しかしガスリーはレース中にピットレーンでの速度違反を2回犯したとして、5秒のタイムペナルティを2回科され、正式結果は7位に。ガスリーはピットレーンのラインよりも手前でピットリミッターを作動させたと主張しており、アルピーヌはレース後に、FIAに対し再審査権を要求したことを明らかにした。
この件について、チームのエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレはプレスリリースを通じて、「赤旗中断後に素晴らしいリスタートをし、ピエールが3番手でフィニッシュしたにもかかわらず、ふたつのペナルティによって結果が覆された。我々はこの判定に強く異議を唱える。これらのペナルティはグリッド上の少なくとも4チームに科されており、見直しを求める十分な根拠になる。そのため、FIAに再審査請求を行った」とコメントした。
チームメイトのコラピントも、ガスリーと同じくミディアムタイヤで14番手からスタートした。フェルスタッペンのリタイアに伴い1周目にひとつ順位が上がり、前を走っていたニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ・レボリュートF1チーム)のピットストップ時に12番手に浮上。35周目にハードタイヤに履き替えて15番手でコースに戻ったコラピントは、ノリスとルクレールのリタイアにより、13番手で2度目のリスタートを迎えた。
しかしリスタートでひとつ順位を落としたコラピントは、トンネルの手前でカルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)と接触し、最終的に15番手で完走。セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)が10秒のタイムペナルティを受けたため、正式結果は14位となっている。なおコラピントも、ピットレーンでの速度違反により5秒のタイムペナルティを受けた。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=7位(78周/78周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

「今日のレース結果には本当に胸が張り裂けるような思いだ。何度も限界ギリギリのところに立ったチャレンジングな週末だったということだけでなく、自分には理解できない理由で長年の夢だったモナコでの表彰台が奪われたことで、今は様々な感情が入り混じっている。ピットレーンの制限速度に達していなかったことはわかっているし、ラインのかなり手前で(リミッターを)起動させた。こうした事態を繰り返さないための余地はあるので、きちんと見直して、チーム全員に相応しい結果が戻ってくることを願っている。今日これほど多くのドライバーやチームがペナルティを受けたのは異例のことで、明らかに何かがおかしい」
「赤旗中断の時点で状況は把握していて、ペナルティが科されることを承知で、最大限の結果を出すために全力を尽くした。レースの面では、忙しくて激しい戦いだった。なんとかターン1でランド(・ノリス)をオーバーテイクし、レースの大半で彼から必死に(ポジションを)守らなければならなかった」
「2回目のリスタートではアイザック(・ハジャー)をアウト側からパスした。間違いなく誇りに思えるレースだったし、チームも素晴らしい仕事をした」
「チームが再審査請求を提出したことは承知している。正しい結果を得られることを願っている」
「数日は自宅で休んでから、バルセロナに向けて気持ちを切り替える。ポイントを獲得した勢いを維持するためにも、またいい結果を残せるようにモチベーションを高く保ちたい」
■フランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=14位(78周/78周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

「今日はベストな結果ではなく、週末全体を通して満足していない。ここ数戦はいい成績を収め、マシンのフィーリングもよかったのに、ここではうまくいかなかった。なぜこうなったのかを理解するために、レースの間にチームと協力して取り組むつもりだ。ブレーキング時のバランスと信頼性に苦労して、タイヤがロックしてしまって挽回できなかった」
「後方からのスタートは厳しいとわかっていたし、モナコでは順位を上げるための選択肢が限られている。レース中盤にピットストップを行ったので、先にピットインしてアンダーカットをした人たちに対して順位を落とした。さらにセーフティカーと赤旗で順位を失い、レースは中断した」
「他のマシンと同様に、ピットレーンでのスピード違反によってペナルティを受けることは承知していた。スタンディングでのリスタートの後、とても混乱していて、アストンマーティンの1台に押し出されてフロントウイングが破損した。僕たちはみんな、ヘアピンを過ぎたところで、レーシングライン上でスロー走行していたウイリアムズの1台を避けようとしていた。僕はカルロス(・サインツ)と接触してしまい、彼には申し訳なく思っている」
「全体的に、長くてフラストレーションの溜まるレースだったし、週末全体を通してそうだった。数日後のバルセロナでより強くなって戻ってこられるよう、懸命に努力しなければならない」
(Text : autosport web)
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| 予選 | 結果 / レポート | |
| 7/19(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 204 |
| 2位 | ルイス・ハミルトン | 159 |
| 3位 | ジョージ・ラッセル | 154 |
| 4位 | シャルル・ルクレール | 126 |
| 5位 | ランド・ノリス | 103 |
| 6位 | オスカー・ピアストリ | 92 |
| 7位 | マックス・フェルスタッペン | 91 |
| 8位 | アイザック・ハジャー | 60 |
| 9位 | ピエール・ガスリー | 42 |
| 10位 | リアム・ローソン | 39 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 358 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 285 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 195 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 151 |
| 5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 61 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
| 7位 | TGRハースF1チーム | 21 |
| 8位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 11 |
| 9位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 10 |
| 10位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 1 |

(@PierreGASLY) 




