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アントネッリ、モナコが苦手なメルセデスに7年ぶりのPPをもたらす「一夜で事態が好転」ラッセルは「何ひとつ噛み合わない」

2026年6月7日

 2026年F1モナコGPの予選で、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリはポールポジションを獲得、ジョージ・ラッセルは6番手だった。アントネッリにとってF1での4回目のポールであり、メルセデスがモナコでのポールポジションをつかんだのは、2019年のルイス・ハミルトン以来のこと。

 金曜FP2ではラッセルとアントネッリは4番手と5番手にとどまり、ハミルトン(フェラーリ)の最速タイムから約0.4〜0.5秒遅れていた。しかしエンジニアたちが金曜日の夜にシミュレーター作業を続けたことで、より安定した、挙動が予測しやすいマシンにするセットアップの方向性を見出したという。


 その結果、アントネッリはFP3でトップタイムを記録した。予選でも好調さを維持し、Q3最初のアタックで暫定トップに立ち、2回目最後のアタックラップでそのタイムを更新してポールポジションをつかんだ。2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とは0.043秒差だった。

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第6戦モナコGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

 チーム代表トト・ウォルフは、「ここでポールポジションを獲得するのは7年ぶりだ。歴史的に見て我々はモナコを得意としてこなかった。その意味で今日の結果はさらに特別なものだ」とコメントしている。


 一方でラッセルはタイヤを完璧に機能させることができなかったという。ラッセルはアントネッリと0.394秒差の6番手だった。


 ウォルフは、「ジョージは、今週末を通してマシンに十分な安心感を持てていない」と説明した。


「グリップを感じ取れず、そのため必要なレベルまで攻める自信を持てていないのだ。モナコでは自信こそがラップタイムを引き出す最も重要な要素のひとつであり、それが特に難しい状況を生んでいる」


「しかし我々は彼の能力を知っている。復調は時間の問題だ。彼の周囲には素晴らしいチームがいるし、全員が彼を全面的に支えている。私たちは常にサポートしており、彼がさらに強くなって戻ってくると確信している」


 トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「残念ながらジョージにとっては厳しい戦いになった。タイヤがしっかり路面を捉えている感覚を最後まで得られなかったのだ」とコメントしている。


「非常によく似たセットアップでありながら、なぜ両ドライバーの感触にこれほど違いが生じたのかを理解するため、分析を進める」


■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)
FP3 1番手(1分12秒720:ソフトタイヤ/22周)
予選 1番手(Q1=3番手1分13秒599:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分12秒704:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分12秒051:ソフトタイヤ)

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第6戦モナコGP ポールを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と予選3番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)

「モナコでポールポジションを獲得できるなんて、信じられないような結果だ。チームはマシンを良い状態に仕上げるため素晴らしい仕事をしてくれた。金曜日に苦戦した後、一晩で改善を成し遂げてくれたんだ」


「これほど多くのマシンとドライバーがポール獲得の可能性を持っていたなかでの接戦だったので、ポールを持ち帰ることができて本当にうれしい。すでに明日のレースが楽しみだ」


「予選の序盤は決して簡単ではなかった。マシンが少し神経質な挙動を見せていたんだ。でも、セッションが進むにつれてすべてが噛み合い始めた。適切な調整を行うことができ、Q3に入る頃にははるかに快適に走れるようになっていた。それが勝負どころで思い切り攻めることに必要な自信につながった」


「最後のセグメントは本当に緊張感に満ちていた。何が起こるか分からなかったんだ。さらなる10分の数秒を見つけ出すのは決して簡単ではない。特にマックスが常に近いところにいたからね。最終的には、正しいタイミングで良いラップをまとめられるかどうかにかかっていた。そして、それを実現できたことにとても満足している」


「ここでポールポジションを獲得できたことには大きな意味がある。でも同時に、これはまだ最初の一歩に過ぎない。グリッドで周囲に誰がいるかは分かっているし、彼らがスタート直後からプレッシャーをかけてくることは確実だ」


「今の焦点は、良いスタートを決め、その後レースをコントロールすることにある。週末を通して良いペースを示してきたので自信はあるが、モナコは常に予測不可能だ。冷静さを保ち、このチャンスを最大限に生かし、明日どこまでやれるか見てみたい」


■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)
FP3 4番手(1分13秒483:ソフトタイヤ/23周)
予選 6番手(Q1=8番手1分14秒214:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分13秒238:ソフトタイヤ/Q3=6番手1分12秒445:ソフトタイヤ)

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2026年F1第6戦モナコGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

「今のところとても厳しい週末を送っており、その状況は予選でも続いた。最近の自分の弱点のひとつになってしまっているが、残念ながら今週末も噛み合っていない」


「1時間の予選の中には良いラップもいくつかあり、FP3も有望だった。ただ、そのような瞬間はあまりにも少なかった。モナコのようなコースでは特に、グリップレベルに完全な自信を持つ必要があるが、それが十分ではなかった」


「最近はフラストレーションのたまるレースが続いている。なぜタイヤを理想的な状態で機能させられないのか理解する必要がある。明らかに、自分のドライビングスタイルのどこかが必要なものを引き出す助けになっていない。昨年はうまく機能していたが、この新世代のマシンでは少し異なるアプローチが必要なのかもしれない」


「現時点では明確な答えは持っていないが、チームとともに懸命に取り組み、問題を克服したい」


「明日のレースを見据えると、6番手スタートでは長い午後になるかもしれない。それでも、ここはモナコだ。何が起こるか分からないので、前向きな姿勢を保ち、できることをやっていく」


(予選直後のインタビューで、最近の不調について聞かれ)「正直なところ(理由は)分からない。ここ数戦は、とにかくラップをうまくまとめ上げることが非常に難しくなっている」


「シーズン最初の2戦を思い返すと、プラクティスでも予選でも、走るたびに常にトップか2番手だった。でも今は何ひとつ噛み合っていない。いくつか考えはあるが、現時点では自分のドライビングスタイルがマシンにうまく合っていないので、その理由を理解する必要がある」


「自分のドライビングスタイルについては、メルセデスに在籍したすべての年を通じて持ち続けてきた特徴があり、それを理解するための良い作業を進めてきた。でも、このマシンは自分のベストを引き出してくれていないように思う」


「だから、自分がマシンに適応するか、あるいはもっと自然にドライブできるよう開発面で変更を加える必要がある。今は本当に頭を悩ませているところだ」

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2026年F1第6戦モナコGP インタビューに応じるジョージ・ラッセル(メルセデス)


(autosport web)


レース

7/17(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/18(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/19(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※ベルギーGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ204
2位ルイス・ハミルトン159
3位ジョージ・ラッセル154
4位シャルル・ルクレール126
5位ランド・ノリス103
6位オスカー・ピアストリ92
7位マックス・フェルスタッペン91
8位アイザック・ハジャー60
9位ピエール・ガスリー42
10位リアム・ローソン39

チームランキング

※ベルギーGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム358
2位スクーデリア・フェラーリHP285
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム195
4位オラクル・レッドブル・レーシング151
5位BWTアルピーヌF1チーム61
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
7位TGRハースF1チーム21
8位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
9位アウディ・レボリュートF1チーム10
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム1

レースカレンダー

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第11戦ハンガリーGP 7/26
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