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F1参戦への関心を公に認めるBYD。副社長がカンヌで元レッドブル代表ホーナーと面会

2026年5月20日

 オラクル・レッドブル・レーシングの前チーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、先週末にフランスのカンヌにおいて、中国の自動車メーカー『BYD』の副社長を務めるステラ・リと秘密裏に会談を重ねたという報道を受け、憶測が飛び交っている。そのひとつが、ホーナーがBYDのF1参戦戦略の中心人物になるのではないかというものだ。


 伝えられるところによると、この会合はBYDの“カンヌナイト”というイベント期間中の2日間にわたって行われ、ホーナーもゲストとして出席。これは、BYDがF1参戦に関心を持っているとステラ・リが公に認めてからわずか数週間後のことだった。BYDはF1に参戦する可能性を検討していることを示唆しており、もし実現すれば参戦チーム数は現在の11から12へと拡大する。

 BYDは現在BWTアルピーヌF1チームへの少数株主としての出資が検討されているが、既存チームを取得することのみに焦点を当てるのではなく、まったく新しいF1チームを創設する可能性を検討しているとみられている。また以前には、BYDがF1参戦について協議し、F1を先進技術のテストと披露の場として位置づけていることをステラ・リは認めている。


 ステラ・リは最近「私たちは常に緊密に連絡を取り合っています」と明かし、「情熱と文化が詰まったスポーツであり、多くの人がF1参戦を夢見ているので、私はF1が好きです」と語った。

ステラ・リ&クリスチャン・ホーナー
BYDの副社長を務めるステラ・リと、クリスチャン・ホーナー

■フォーミュラE訪問で強まる憶測

 2025年にレッドブルを離れて以来、ホーナーは将来のチームプロジェクトに関する憶測において、依然として重要な人物であり続けている。現在では、ガーデニング休暇期間を経て、彼は5月8日からあらゆる立場でF1に復帰する資格を得た。


 ホーナーは数カ月にわたってF1のCEOであるステファノ・ドメニカリや、FIAのモハメド・ビン・スライエム会長を含むモータースポーツ界の上級スタッフらと協議を重ねてきたと報じられており、グリッド拡大の可能性についてより広範な議論が行われている。


 また、ホーナーは2025/2026年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン12の第9&10戦モナコE-Prixにもリバティ・グローバルの招待客として出席しており、彼の将来的なモータースポーツプロジェクトへの関心についての憶測をさらに強めている。

新世代マシンGEN4がモナコE-Prixでデモラン。F1ドライバーらも来場しマシンを観察
フォーミュラEのGEN4マシンをのぞき込むクリスチャン・ホーナー

 一方BYD自身も世界の自動車業界で急速に成長を遂げ、世界最大級の自動車メーカーのひとつとなり、子会社である『FinDreams』社を通じて電気自動車とバッテリー技術の重要企業となっている。


 正式なF1参戦は発表されていないが、BYDの事業拡大への野心と、ホーナーがチャンピオンシップで勝てるチームを築き上げてきた経験が相まって、カンヌでの会合は単なる人脈作り以上の意味を持つのではないかという憶測が強まった。ただし、両者とも正式な合意やプロジェクトについては何も認めていない。



(Text : autosport web)


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