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時速50kmの速度差は「僕が覚えている限り初めて」とベアマン。コラピントのドライビングに不満、互いに敬意が必要だと主張

2026年4月18日

 TGRハースF1チームのオリバー・ベアマンにとって、先月のF1第3戦日本GPでの恐ろしいクラッシュの影響は、回復力だけでなく、立ち直る力も問うものだった。50Gもの強烈な衝撃を受けた後、ベアマンは安心させるメッセージを発信した。体調は万全で、次に進む準備はできているという。


 鈴鹿のスプーン(ターン13)でベアマンが高速でクラッシュしたのは、前を走るフランコ・コラピント(BWTアルピーヌF1チーム)に急速に近づいてしまい、接触を回避するために動いたことが原因だった。その結果、ベアマンのマシンは凄まじい勢いでスプーンのアウト側のバリアに激突した。

 クラッシュの後、ベアマンはFIAの医療スタッフから膝の打撲と診断されたが、身体への負担はサーキットでだけ感じるものではなかった。ベアマンは『SPORTbible』に対し、「僕は大丈夫だ。心配してくれてありがとう」と語った。


「(帰宅は)大変だった。クラッシュの後、ほとんど動けなかったからね」


 体を動かすことを制限されたことで、いつもの移動が困難なものになり幸いにも重傷を負わなかったとはいえ、その衝撃がいかに大きかったかを物語っていた。

■わずか3日後にはシミュレーターを再開

 医療的なケアと、日常生活に戻りたいという強い意志の両方に支えられ、その後数日間でベアマンの回復は急速に進んだ。


「膝が少し腫れたけれど、今はもう大丈夫だ。幸い右膝だったので大丈夫だった」


「実は、水曜日か木曜日にはシミュレーターでのドライブを再開した。週末の耐久レースに向けて弟と練習していたからね。もっとひどいことになっていた可能性もあったので本当に感謝しているし、マイアミでレースに戻るのを楽しみにしている」

オリバー・ベアマン(ハース)
2026年F1第3戦日本GP オリバー・ベアマン(ハース)

 これらの言葉には、安堵と冷静な視点の両方が表れている。勝敗が紙一重のスポーツにおいて、ベアマンは結果がどうなっていてもおかしくないことを痛感している。この事故は、ドライバーにかかる肉体的負担の大きさを改めて浮き彫りにしただけでなく、各チームとFIAが次戦マイアミGPに向けてレギュレーションの変更を検討しているなかで、F1における安全性に関する議論を再燃させた。


 事故の状況について、ベアマンはコラピントに責任があると考えている。


「ポジションを争う2台のマシンの間にこれほど大きな速度差が生まれるのは、歴史上、あるいは少なくとも僕が覚えている限りでは初めてだ。これは、このレギュレーションの残念な結果と言える」


「フランコはポジションを守るために僕の前に割り込んできた。昨年であれば限界ギリギリだっただろう。でも速度差が時速5〜10km程度であれば、おそらく許容範囲内だ」


「時速50kmの差があったが、彼は僕に十分なスペースを残さなかったので、よりもっと大きなクラッシュを避けなければならなかった。彼がは小さく左に動いたが、あの速度差であればどんな動きでも大きなものだ。だから彼にぶつからなくてラッキーだった。もし接触していたら、もっともっとひどいことになっていただろう」


「彼のしたことにはとても不満があるので、ドライバー同士でこういうことをきちんと解決して、お互いにもっと敬意を持つ必要がある」

フランコ・コラピント(アルピーヌ)&オリバー・ベアマン(ハース)
2026年F1第3戦日本GP日曜日 鈴鹿サーキットのパドックを歩くフランコ・コラピント(アルピーヌ)とオリバー・ベアマン(ハース)


(Text : autosport web)


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