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ついに沈黙を破ったホーナー「F1には、まだやり残した仕事がある」“勝てる環境での復帰”に意欲的

2026年2月3日

 レッドブル・レーシングの元チーム代表クリスチャン・ホーナーが、久々に公の場で口を開いた。F1復帰に前向きだが、それは再び勝利を狙える体制が整った場合に限られる、と彼は述べている。


 昨夏にレッドブルを電撃的に去って以降、数カ月にわたって公の場から姿を消していたホーナーは、F1に対する明確な意思表示を行った。つまり、自分のF1での物語は、まだ完結していない。そして、中途半端な形で戻るつもりもない、ということだ。

 20年をかけてレッドブルを常勝軍団へと育て上げたホーナーは、昨夏のイギリスGP直後にミルトン・キーンズでのキャリアに終止符を打たれて以来、表舞台から距離を取ってきた。


 レッドブル離脱直後から、ホーナーの去就を巡っては様々な噂が飛び交ってきた。フェラーリ、キャデラック、ハース、アルピーヌ──パドック内でポストに空きが生じるたび、彼の名前が候補として取り沙汰されてきたのだ。


 だが当の本人は、含みを持たせることも、復帰を匂わせることもなく、一切コメントを発してこなかった。


 そのホーナーが、ダブリンで開催されたヨーロピアン・モーターショーで、自身のF1復帰に対する考えを率直に語った。


「F1には、まだやり残した仕事があると感じている。正直に言えば、自分のキャリアは、望んだ形で終わったとは思っていない」


「ただし、復帰できれば何でもいいわけではない。勝てるプロジェクトのためにしか復帰はしない」

勝利と“意味”を求めて

 発言の背景には、水面下での動きがある。ホーナーは最近、FIA会長モハメド・ビン・スライエムと会談するためパリを訪れたことが確認されている。


 またアルピーヌは、ホーナーがチームの株式取得に関心を示す投資家コンソーシアムの一員であることを認めており、同チームのエグゼクティブ・アドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレとの長年の関係もあって、エンストンのチームへの関与の可能性が噂されている。


 長年レッドブルの象徴的存在だったホーナーが、新たな陣営との関係構築に前向きであることは、パドックに少なからぬ衝撃をもたらしている。ただし本人は、単なる復帰や話題性を求めているわけではないと強調する。


「F1での21年間は、本当に特別な時間だった。このスポーツも、人も、自分が作り上げたチームも恋しい。しかし、果たすべき役割がなければ、パドックに戻る意味はない」


「数え切れない勝利とタイトルを獲得し、素晴らしいドライバーやエンジニア、パートナーと仕事をしてきた。だからこそ、無理に戻る必要はない。今ここでキャリアを終えることもできる」


「それでも戻るとすれば、それは“正しい場所”である場合だけだ。勝利への渇望を共有できる人たちと、同じ方向を向いて働ける環境でなければならない」


「雇われの立場ではなく、パートナーとして関わりたい。ただ、急ぐつもりはない。今すぐ何かを決めるなければならない状況でもない」

マックス・フェルスタッペンの2024年ドライバーズタイトル獲得を祝うクリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコ
2010年~2013年のセバスチャン・ベッテル、2021年~2024年のマックス・フェルスタッペンによる2度の4連覇とレッドブルを常勝軍団に育てたホーナー(写真右)


(autosport web)


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