ホーナーの不適切行為が明るみに出ると、ペレスの状況も一変。最後は「マックスより速くても遅くても問題だった」と振り返る
2026年1月7日
セルジオ・ペレスは、レッドブルに所属していた4年間のなかで勝ち目のない立場に置かれていたと感じたことを明かし、チームと、特に元代表クリスチャン・ホーナーに対して厳しい批判を浴びせた。
2024年にホーナーの不適切行為が明るみに出た際、ペレスは静かに彼の側についていたが、興味深い展開を迎えた。今やペレスはレッドブルを離脱し、ホーナーも完全にF1から離れたことで、ペレスはようやく本当の気持ちを自由に話せるようだ。
ペレスは、ホーナーとの交渉開始当初から、レッドブルが自分に何を期待しているかを明確に伝えられていたと説明した。
「契約時に自分が何を求められるかは常に認識していた。交渉の間、ホーナーは僕に『我々は2台のマシンを走らせる義務があるが、このプロジェクトはマックス(・フェルスタッペン)のために作られたものだ』と言った。そして僕は『問題ない。僕はマシンの開発を助けるし、チームをサポートするつもりだ』と答えた」

両者にとって最初の3年間は驚くほどうまくいったが、2024年の初めに状況が変わった。
「2024年、非常に大きなプレッシャーが生じた。クリスチャンにはいくつか問題があって、僕はちょうどいい話題転換役になった。突然誰もが僕の成果や、僕がどれほど苦労しているかについて話し始めたんだ」
「僕はよく、平凡なパフォーマンスは自分だけのせいだと感じた。でもそれは本当のことではないとわかった。僕は自分自身を疑ったことは一度もない。でもマシンを批判した。そしてマックスもマシンの不満を口にし始めた」
「彼はマシンのリヤの不安定な挙動に最もうまく対応した。だから、もしフェルスタッペンがマシンについて不満を言うのなら、その時は酷い状態だということだ。マックスはモンツァで『こんな状態ではドライブできない』と言ったんだ。そしてようやく、彼らは僕たちに耳を傾け始めた」
続けて、ペレスは次のように振り返った。
「その後バクーでのレースでは、マックスの要求に基づいて調整されたアンダーボディを装着したマシンで臨んだ。フリー走行では他車より1秒速くて、すべてがうまくいった。僕は優勝を争ったけれど、最終盤に(カルロス・)サインツとの接触が起きて、あのアンダーボディを間近で見ることは二度となかった」
「最終的にすべてが問題になった。もし僕がマックスより速ければ問題だし、マックスより遅くても問題だった。文句を言う代わりに、僕はただ可能性を最大限に活かすよう試みたんだ」

ペレスは最後に、契約終了を告げられた後にホーナーと最後に会った時の様子を明かした。
「(ホーナーに)『もし後任のリアム・ローソンがうまくいかなかったら、どうするつもりなのか?』と尋ねた。彼は『我々には角田裕毅がいる』と答えたんだ。『もし裕毅がうまくいかなかったら?』と僕が言うと、『ドライバーは十分にいる』と言った。僕が彼に言ったのは、彼らをみんなダメにしてしまうことになるともうわかっているということだ。彼は『わかっている』と言ったよ」
(Text : GrandPrix.com)
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